174時間目「キーワードはチチです!?」

 
 満を持して、ゆ〜なの登場でした。やはり、あの明石教授の娘でした。しかし、先の読みにくい展開でしたね。

 ・ まず、ゆ〜なの今後について。 これはみなさん意見が分かれるんじゃないかと思う。つまり、ゆーなはこれから魔法に関わってくるのかどうか。これがまた難しい!
 今回の話から読み取れる可能性として、1つはいくつかあった複線が今後のひっかり、足がかりになるというもの。そして、もう一つが絶対に隠し通すのだと、一般的ないい父といい娘という形を通して、たとえ父親が魔法に関わっていても十分知らずに生きていけると示唆し、今後の可能性を否定するものになるというもの。
 明確な何かがあれば、はっきりするんですが、見たところそれがない。ゆーなはファザコンであり、魔法に関しては隠されている。つまり、以前の木乃香と同じ立場であるということがわかったくらい。木乃香は話の流れもあったし、元々明日菜の近くにいた人物ですから、魔法に関わってもおかしくありませんでした。しかし、ゆーなは・・・・
 いろいろな側面からゆーなの今後を分析することができるでしょう。例えば、性格的な側面。ネギパーティーは比較的クラスの中の真面目な人間が集まっています。それは、明日菜やのどか、戦闘が可能なメンバーや個別の誰かと広がったからです。最近になって漸く、ハルナが入ってきましたが。
 クラスではしゃいでいる人間ほどネギからは遠くなるというのが、ある程度確立された定説です。(クラスのシーンで登場回数を補っているという面があり、関われない→補う→他の場面で出す必要が減る→関われない、とある種の循環のようになっている。)そういう面から見ると、ゆ〜なが関わる可能性は低いです。しかし、逆を言えば、ゆ〜なが橋渡しをする可能性はある。ゆ〜なが関わることによって、他のメンバーもさらに加わる可能性が高くなる。パーティを見ても、はしゃぐメンバーが少ないのは今後の展開を考えると、「ネギま!」のおもしろさを半減させる恐れがあると言える。
 後は、ゆーなが元気が大切であると言っていたこと。ネギパーティの中で一番生命力の高いのはもちろん明日菜でしょうけど、それが底抜けた明るさかといえば、それは違うと思うし、主に突っ込み役ですし。こういう面から見ると、足りないものを補える存在ではある。しかし、ゆ〜なだけが・・・・と考えると、そもそもグループが違うわけですから問題はある。
 さらに言えば、アーティファクト。ゆ〜なが仮に仮契約をしたとして、与えられるアーティファクトとして考えられるのは、恐らく間接攻撃系の何か。これは、これまでにないタイプです。現状、戦闘メインの人間は本当に優れた身体能力を持っていますし、そうでない人間は完全にサポート一本でしかない。となると、これらの中間を考えた時、アーティファクトで攻撃(超編で使われていた魔法道具のようなもの、拳銃タイプとか)魔法とは別にそういった何かが出てくる可能性は十分にある。となると、やはり超編で一般人としては優れた身体能力を発揮したゆ〜なはもっとも適した人間であるとも言える。
 これらを考えると、ゆ〜なが今後魔法に関われないとすれば、それは他の人間の道も閉じてしまうとも考えられる。
 さて、一体どちらなのか。複線のようなものも多少は作ってあるだろうが、どれがどうなるのかは今のところわからない。ただ、初めてゆ〜ながピックアップされて、何かの区切りになったことだけは確かだ。個人的なことを言えば、是非とも関わって欲しいと思うのだが。
 ゆ〜なは、もしかするとネギまを1つの作品としてみた時、今後の全体の流れを左右する一番重要なポジションに立っているのではないかと思う。
 ・ ゆ〜なの母親
 どうだったかな。あまり記憶にないが、今回の流れを見ると、結構前に死んでいる。あの回想のちょっと後くらい?過去形で会話をしている部分があったし。原因はわからないが、魔法関係かもしれない。そして、ゆ〜なの子ども時代が持っているもの、あれは杖ではないだろうか。

 ・ 組織
 徐々に明らかになってきていますが、ん〜、ネギの父親関係とはまた別のところの話なのかな?
 普通に考えると超とはまったく別である事は明確のはず。多少でも敵意を持っている誰かは組織とかかわりがあるのかと疑い出したらきりがないわけで。規模云々を抜きにしてですよ。これは、逆にわざと関連付けさせようとしているのかなぁと邪推してしまう。つまり、彼ら組織の目的が、超の何かと重なっている部分があるのではないかと。まぁ、それだけでも色々ありますねぇ。
 どうなんでしょう。まぁ、バーローの黒の組織並に本当にたまにしか出てこないですから、気長に待ちましょうww

今回はこんな感じで。さて、次回あたりから、本格的な準備・・・・ではなくて、本格的な夏休み編になるんでしょう。楽しみです。