魔法を理解しよう(妄想注意)


 魔法を理解するために、魔法の解説が延々と続きますww「お前の自論なんかどうでもいいよ」という方は、本気で読まない方がいいです。かなり時間の無駄になります。

 8巻の解説ページに以下のようにあります。

 真空中でも炎を発することができる。それは、魔法の炎というものが、(例えば、酸素と炭素との)化学反応から発する光と熱とである自然の炎と異なり、土、水、空気等に並んで、(四大)と称される、ある種の物質であるからである(もちろん、前近代の物質の概念は、近代古典力学における物質の概念と大きく異なるが)。

 読んでの通り、魔法の炎と現実の炎は異なるそうです。後半部分がよく理解できませんがww説明では、魔法の炎をある種の物質であるとしていることから、1つの考えを仮定としておきます。

 魔法の炎は自然の炎と異なるが、炎という同じ基本的な性質を持つという点により、やはり自然の炎と同じように現実の現象に縛られる部分が存在する。

 この考え方の補足:まず、与えられたのは、真空中でも炎を点すことが出来るのが魔法の炎ということ。これから考えられることは、現実の現象に縛られていないということになりそうですが、まったくその通りであると解釈してしまうのは早計だと私は思う。なぜなら、魔法が魔力により現れた現象であるとして、魔法の炎は魔力の塊に近い存在であるが、その魔法の炎が光と熱を放つ以上、それはやはり炎の性質を纏ったものと考えられるからです。
 根本的な話として、魔法の使い分けを魔力と加える性質の使い分けと言えるはずです。他に例を挙げると、氷の魔法は冷気という性質が加えられているということになります。(もちろん、熱くない炎、冷たくない氷を扱う魔法も可能だと思われるが)つまり、火の魔法と氷の魔法がぶつかり合った時、それらはただの魔法同士のぶつかり合いで、勝敗は魔力量によるのではなくて、火と水という性質にも影響されるはずだということです。
 そう考えると、真空中で点る炎がまったく現実の現象に縛られていないとは言えないと言えるのです。

 この仮定が具体的な魔法にどのように当てはまっていくのかを考えて、理解を深めて行こうかと思います。まず検討したいのは、わかりやすい水の魔法に関してから。徐々にレベルが上がっていきますww

 ・ 水の魔法(基礎・プラスα)

 直接的にはこの魔法は出てきていないのですが、わかりやすいかと思ってあげました。極論でこの魔法の水が飲めるのかということです。
 水の魔法できた水は、形状や性質が水なだけですから飲めないと結論付けるほかはないです。仮に飲めたとしても、それが体内で水と同じ働きをすることはないですから、体に水分を与えることもないでしょう。つまり、この水をいくら浴びても基本的に濡れるということはないと思われる。濡れるという現象は液体が何かに付くという現象なので、仮に濡れたとして、それが魔法の水である以上、付着しているのは魔法の水でしかないはずです。よって、濡れた状態が続くということは、長時間魔法が保たれた状態になるということになり、魔法で起こした現象が長時間存在し続けるということが恐らくないと思われる以上、やはり濡れないと考えるしかない。
 ただ、すべてがこうだと言い切ってしまうにはやはり抵抗がある。つまり、実際に水を作る魔法があるんじゃないかと考えてしまう。これは非常に危険な発想で、魔法の炎は魔力により起こった現象であると考えているのに、現実の物質を作ることも魔力で可能であると考えてしまえば全ての場合において、現実のものか魔力によるものかを疑わなければならなくなる。
 とにかく、魔力で現実の現実の物質が作れるとすると、それは魔力によって化学的な反応を起こせるということにつながる。とはいえ、魔法に様々な性質を付与できるとしている以上、例えば、魔法の熱によって、氷を溶かすことはできるし、高熱によって物を燃やすこともできると考えるのが自然です。その熱が化学反応に使われるなら、魔力で現実の物を作ることは可能であると考えられる。恐らく、至極非効率的であると思われるが・・・・・・・
 某きのこ氏の魔術理論ではないが、同じような枠組みで魔術と魔法を明確に分けて考えてみる。この魔術理論によれば、普通の人間が使っているのは魔術であり、魔法とは奇跡の一種と表現されています。この考えと同じ枠組みで考えると、実際の現象を起こすものは高度な魔法で非常に困難だが可能であり、水の魔法はより簡単な魔法ということになります。(某きのこ氏は魔法を化学的な根拠に求めておらず、私が言っていることとはまったく異なるので注意。枠組みだけ使わせていただきました。)魔法が近代の化学と相容れないものであると考えると、化学現象を起こす魔法というものは、より難解で困難であり、また非効率のものであると結論付けておきましょう。
 ちなみにこの高度にくみ上げられた魔法は最早現実の現象ですから、アスナでも無効化できないと考えられる。
 
 ・ 石化の魔法(レベル2)

 石化は先日取り上げましたが、矛盾があるとして放置していた部分があり、完全に説明をつけていませんでした。それを説明付けてみます。
 問題となるのは、石化するものと石化しないものが存在するということ。安易に人間だけが石化するとしてしまうのは間違いです。なぜなら、纏っている服も石化しているし、なにより、茶々丸が石化するのかという問いに、こう考えてしまうと、ノーと答えるしかないのです。
 では、動いているものが石化するとすればどうでしょうか。これでもダメです。動かなければ石化しないことを説明できないし、やはり服が石化することを説明できません。
 そこで、私が目をつけたのが魔力です。人であれば、多い少ないという違いはあれど、魔力を持っているはずです。その魔力に反応して、石化すると条件付けた魔法、こう考えれば、魔力を持つ生物すべてに通用するし、無機物には基本的に反応しない。服に関しても、対象者の付属物であると考えれば、多少の誤差で石化してしまうと説明できます。
 このとき、魔法に附与されている性質は、石化させるというものと、魔力を持っているものだけに反応するという性質でしょうか。

 ・ 転移魔法(レベル3)

 そもそも、魔法が対象を追うを持っているのかという問題があります。仮に持っているとして、考えられるのは、先にあげた魔力探知です。魔力を追尾する魔法と考えれば、転移魔法が対象者が移動しても延々と負い続けられるはずです。しかし、やはりそれでは説明がつけられません。なぜなら、対象が1人であれば問題ありませんが、今回のように複数の場合、転移魔法が対象を重なり合わないという理屈を説明できないからです。(それぞれが動き回っていれば、魔力追尾により1人に転移魔法が集中する)
 よって、魔力追尾という考え方は適していません。今回の件では特に、魔力暴走がすぐ隣で起こっているので、人間が発する魔力と無機物が発する魔力の違いも説明しなければなりませんし。そこで、新たに考え付くのが、術者の認識による発動直前までの照準合わせ
 魔法陣が展開していても、まだ魔法は発動しているわけではないので、当然として対象者の空間認識をいくらでも変更していいのです。つまり、魔法発動の時点の空間を転移させると考え、それまでいかに動こうと抵抗しようと、魔法はいまだ発動していないわけですから、防ぎようがないとアスナにしても、照準を当てられているだけでは、魔法無効化能力は形無しです。
 ただ、あの爆発の騒ぎを見ると、術者が認識していない場合も効果が発動していそうです。それを認めると、例えば、目に見えていないところにいる人物を目の前につれてくることが可能と言え、戦闘の際、隠れた相手を狙いやすい場所へと転移させるなんてことも可能になることになる。それではあまりにあんまりですwwやはり、あの爆発の騒ぎの中でも何とかして、それぞれの位置を把握していたと考えるのが妥当でしょう
 この魔法に与えられる性質としては、認識した空間を別の認識した空間との入れ替えであることから、別次元の作成とそれを通した入れ替えという性質でしょうか。かなり膨大な魔力と高度なくみ上げが必要かと思われる。

 ・ 浮遊魔法(レベル4)

 まずわかりやすいように、杖で飛ぶことを考えてみます。このとき、自身には何の魔法もかかっておらず、杖が上昇し、飛び回っている状態です。魔力によって、杖が飛ぶという現象が引き起こされているので、わざわざ重力がどうとか風がどうとかそういうことを言う必要はないことは承知して置いてください。
 この場合、魔法により魔力を杖に注ぎ込み操作している、これが考えられる理屈です注意するのは、直接魔力を注いでいるわけではなく、魔法により魔力を注いでいるという点。例えば、石に魔力を注ぎ込めば、その石を自在に操ることができるようになるわけです。魔法でお風呂グッズに魔力を注いで、アスナをくすぐることが可能になったというわけです。杖の場合、魔力が通りやすいものとしての象徴ですから、意外と初歩的な魔法で詠唱すら必要ないのかもしれません。
 しかし、問題は杖なしで人体を浮かせる場合です。作中でも、難度が高いと評されています。これがが難しい。同じように考えると、魔法で人体に魔力を注いで浮かせるとなりますが、ちょっと待てと。
 まず、魔力を持っているものに魔力を注ぎ込むということが難しいように考えられます。つまり、無機質である物体は魔力を(ほとんど)持っていないので、操作しやすいとなり、逆に人体は魔力を持っているので、簡単に誰かの体を乗っ取って操ることは難しいと考えられる。
 そもそも、魔力が宿っている人体に魔力を通すとはどういう意味か。いくつかあるでしょうが、そのうちの2つを上げます。

 1、人体にある状態の魔力はただの魔力で、魔法で注がれた操作に用いる魔力はやはり何らかの性質が与えられたものであるため、まったく別ものとして影響する。
 2、それを乗り越えてこその高難度魔法だww

 2つ目は頭がおかしいですが、まず1つ目。こう考えると、人体に巡っている魔力と操作系の魔法による魔力を分けて考えることができ、自分を浮かせて自由自在に物理的な力を一切必要とせずに、速度の調整まで出来るとなります。同時に肉体強化の魔法とも分けて考えられます。問題はどんな性質が与えられるのかですが、そのまま操れる性質で十分かと。これは、広く与えられる性質と思われ、例えば、魔法の火を放った後に、自分の意識で方向を曲げることができると応用がきくかと。
 2つ目。まったく同じ性質でただの純粋な魔力だが、高度なテクニックで使い分けているとwwとは言え、わざわざこう考える真面目な理由は、すでに体内に魔力があるのに、いちいち魔法を唱えて操作という性質を附与された魔力にする必要があるのかという問題。しかし、これを否定する材料はあります。それはネギが肉体強化をする場合、魔法を唱えているということ。つまり、体内に魔力を通し強化する場合であっても、魔法は必要である言えそうです。それでも尚これを上げたのは、まったく別の魔力が体内に注がれるというのが、あまりに危険だからです。操作系の魔力ではなくて、炎の性質を持った魔力が注がれると、簡単に人体を発火させてしまえるのです。その危惧を考えながら、別のことを考えてみる。例えば、治癒の魔法。これは、魔法を唱えて、身体を癒すわけだが、明らかに人体に魔力を注いでいる。こんなに簡単でいいのかと。これを説明すれば、体内に魔力を注ぐ場合、対象者の意識が関係してくると考えられる・・・・などなどもう少し話は続きそうですが、とりあえずここまで。
 まぁ、2つ目は、そんな危惧を指摘したとそのぐらいに解釈して置いてください。

 ・ 武装解除の魔法(レベル5)

 そろそろ私の妄想にも飽きてきてますよねwwラストは、これまで考えてきたことの応用編、武装解除です。
 武装解除の魔法は相手の武装を解除します。相手に通用するしないは別として、とりあえずどういう魔法なのかを考えましょう。
 起こる現象としては、相手の身につけているものが吹き飛びます。服も吹き飛ぶことがありますww(柔らかい布などは花びらになると3巻にあります)まず、どうやって道具を武器と認識するのかという問題。
 1、魔力・・・・ではありません。刀剣類も武器として吹き飛びます。
 2、術者の認識・・・・ありそうですが、術者が武器と認識していないものは吹き飛ばないのか?隠し持っていた武器はどうなのか?この問いを完全に説明できません。
 3、とりあえず裸にしろww・・・・・武装解除というくらいですから、とりあえず裸にすれば武器はなくなります。

 これまでの現象を見る限り、2と3が混合している感じです。特定のものを吹き飛ばすことも可能だし、とりあえず全部ということも可能と考えるのが妥当か。
 次の問題、どんな性質か。風に関係するものであるとありますが、相手自体を吹き飛ばさず、狙ったものだけを飛ばす風というのは・・・・・・上記の2の場合は比較的問題ありませんが、3の場合、明らかに特別な指向性を持っています。人体を吹き飛ばさず、物だけを飛ばすという性質は、どう考えて都合が良すぎますwwもっと簡素化して凡庸化しなければならないかと思います。そこで、思いついたのが、魔力を持たないものを吹き飛ばすというものです。先ほどの石化の逆です。石化が人体にだけ影響するのであれば、こちらは人体にだけ影響しないと。しかし、魔力を持たない物を狙うとは、結局のところ、魔力を持つものを避けるということに他ならないのです。そう考えると、この魔法は石化の魔法並の性質を持っている難度の高いものであると考えられます。
 この魔力を持つものを避けるという考え方によっても、やはり説明は十分ではないと思われる。じゃあ、魔力を秘めた道具はどうなるんだ?と聞かれると飛ばないという答えになってしまうからです。そこで、さらに条件を付け加えるならば、熱です。無機物になく人体にあるわかりやすいものは、熱かなと安易に考えましたすいません。他にも色々とありますが・・・・そろそろ疲れてきたので、やはりここで中断です・・・・二酸化炭素を出すとか、血液とかもう何でもありだから、やってられねぇよww

 以上、魔法解説でした・・・・・本気で疲れた。これで魔法が理解できたかなぁと思います。最後まで御付き合いくださった方、ありがとうございました。読んでいただけた方がああなるほどと思っていただければ、少しはこのむなしさも紛れることでしょうww

 ・ 最後に

 これはあくまでネギま!の世界観の話で、すべてに通用するわけではないということ。(ネギま!ですら通用しないかもww)例えば、精霊との契約により魔法を発現すると考えられる場合は、これが通用しないことがある。なぜなら、精霊は火、水、風、土、など自然現象に限られていて、魔力に説明を頼ることなく自然界の精霊がその自然現象を実際に起こしたと考える方がぴったりくるからです。

 
189時間目の感想を訂正しています。盛大な勘違いがありました。本当に申し訳ありませんでした。