車輪の国、向日葵の少女

 3年ほど買うべきか買わざるべきか迷ったあげく、3年越しに中古で買いました。
 なぜ、そこまで迷ったのかというと、ネット上ではかなり評価が高いみたいなんです。でも、体験版をプレイしてみると、主人公にいらいらする。確かに感動はした、けれど、何か腑に落ちないといった感じで、買わないでおこうとかつて決めた。でも、気になって気になって仕方がなかったんですww
 それで、一大決心をして買ったわけですが・・・がっかりな結果になったと。まぁ、自分の勘が正しかったわけですね、はい。
 どこが気に入らなかったのか。それを明確にしておきましょう。多少ネタバレもあるので、未プレイの人は個人の判断で。
 ざっと、気になるところをあげると、
 1、ギャグがあまりおもしろくない
 2、主人公が痛すぎる
 3、世界観があいまい
 4、一本道過ぎる
 5、ラストが急展開
 6、感動しにくい
 こんなところでしょうか。1は人それぞれなので、とりあえずはいいとしておいてください。とにかく合わなかったと。
 2は、心の中で考えていることまで、かっこつけてるというか、罪悪感に対する誠意が感じにくい。罪悪感を持っているから、今度は頑張るっていうならそれだけでいいはずなのに、そんなこと今の俺なら余裕だぜみたいな感じも加わって物事に当たってるような雰囲気が見えるんですよ。さらに、指導するという設定があるから余計にさじ加減が難しい。罪悪感を持ち、厳しく時には優しく、頑張らないといけない。そう考えると、俺なら余裕だぜみたいな雰囲気が本当に気になってくる。
 3は正直、何ともいえませんねぇww登場人物が少なすぎるんですよ。加えて舞台が田舎であり、描写も少なく、世界観を理解しにくい。ここをもうちょっとしっかりとしておいて欲しかったなぁと思いますね。
 4ですが、分岐があってないようなもので、キャラクターごとのルートがとってつけたようなもの。これだったらない方がよかったですね。
 5は急にバタバタした印象があったので。それよりも、投げっぱなしのような形で終わったのが納得いかなかったですね。俺たちの戦いはこれからだ!の終わり方ですよwwとっつぁんもいまいち出てこないままで、よくわからなかったし。てっきり、あのラストまでが1部で2部がまだあるものだと最後まで信じてましたが、駄目でしたww一般的な良作なら確実にこの作品の2部があるくらいのボリュームと完成度がありますよ。
 ラスト6ですが、基本的に主人公についていけないですから、よくわからんことになるんですよww色々と思うことはあるんですけど、大前提として感動する雰囲気がない気がする。説明しづらいんですけどね。雰囲気で泣かすとかそこまでのレベルは言いませんけど、もうちょっと丁寧に書いて欲しかったなぁと。感動できたのはさち編ぐらいでした。
 批判ばかりしてきましたけど、さち編は良かったです。でも、久しぶりに期待して買って、後悔しましたorz散々悩んだ結果でしたからねww