コードギアス 反逆のルルーシュ 17.5話「仮面の真実」

 今回は総集編でした。日記を始めてから初めての感想になるので、丁度いい機会かと思う。というわけで、総評などをしましょう。もちろん、この作品が好きだから感想を書くわけで、どうでもいいものは見ていても感想を書くはずもなく、そういうわけで、感想は基本的に好意的なものになるだろうなと思う。
 さて、今更ストーリーを振り返っても仕方がないし、これまでの放送で自分がポイントになるかなと思うところを上げて、後はつらつらと述べていきたい。
 C.Cとはどんな存在なのか。ポイントだとか言っておきながら、これはあってないような設定で、多くのアニメにおいて、終盤まで方って置かれるような設定である。大事なのはギアスの方で、とにかくギアスを主人公に持たせる、そのための設定だろう。ただ、所謂ロボットものその他の戦争ものと一線を画していているように思う。特徴的な違いは、ギアスは誰もが持っているものではなく、基本的に主人公しか持ち合わせていないというところ。つまり、ルルーシュが如何にして成り上がるか、これはそういう物語ではないだろうか。
 しかし、最後まで見終わったとき、やはり感じることは先にあげたC.Cの謎に代表される複線となってしまうかもしれない。その辺りは評価の難しい所で、個人的には複線はあくまで複線でしかなく、全体的な流れの重要性もあるだろうが、早期にC.Cの謎が明かされた後一体物語がどうなるのかという展開の方がおもしろそうである。(これは、デスノートでライトが早期にエルに捕まってしまう展開のこと。あのままずるずるとキラとエルの対決をやるのに比べると数段おもしろかったように思う。)秘密は早期に暴かれる方が物語りの展開が読みづらくなっておもしろくなる、薄々とそう思っている人もいるのではないだろうか。目も当てられないカオス状態と紙一重かもしれないが。
 後一つ、入れ替わる登場人物。メインキャラは外せないにしても、サブキャラは本来物語が進めば、使い捨てされてもおかしくはない。それが現実的ではないにしても、論理的な流れだろう。黒の騎士団がさらに組織を肥大化させていく中で、解雇されるあるいは物語に絡まなくなってくる人間がいて当然だと思う。藤堂ら解放戦線組が出てくれば、ルルーシュの下から誰かが離れがちになるということも考えられよう。その辺りのキャラクターの扱い方が、今後の物語の深さに繋がると思う。それは、要するにルルーシュがどこまで非情になれるかという話でもあるし、ストーリーに飽きさせずすっきりと見せることができる。
 以上、この辺りがポイントかと思う。漸く下地ができてきたばかり、ここからがおもしろくなると思う。来週の予告では、スザクが敵になりそうな。題からすれば、スザクにギアスと掛けるとあるが失敗しそう。ここで本当にスザクにギアスが掛かればすごいなぁと期待して来週を待とう!