書き終わってから思うことは、「そんなことはどうでもいい。とにかくアニメが好きなんだ」

 さて、少し前に色々と倫理的な事も書きましたが、どうあればコードギアスはおもしろくなるのか。これを考えましょう。あくまで個人的な視点なので、あしからず。ただ、そういう風に見えている人間もいるという事が、そういう部分がもしかしたらあるのかもしれないと考えるきっかけになれば、とは思う。
 ①まず、何よりもルルーシュをもっとダークネスにする。
そうすることで、何が変わるのか。ルルーシュデスノートのライト(キラ)のような冷酷で非情なダークヒーローだとはっきりとするでしょう。人の命を数字で見ているとわかる場面はありますが、あまりに少なく、あるいはスザクやユフィの影で薄れている。確か旧日本軍が軍艦でどこかを襲撃した際だったか、狙われた際だったか(シャーリーにゼロがルルーシュだとばれてしまった回)ルルーシュはその旧日本軍の兵士を囮にするどころか、爆弾か何かで殺してしまいました。ああいった描写がもう少し必要かなと。ただ、思ったよりも黒の騎士団は活動していない。いや、しているのかもしれないが、それが全然わからない。これも大問題かと。たったあの程度の活動しかしていないのに、いきなり国の設立の話に移るのはおかしいです。新組織体制になってから、彼らが何をしたのかといえば、テロ活動をして、スザクと一緒になって神の島にとばされたぐらいですよ
追記:新組織体制になってからやったのは、スザクを勧誘するためのテロ活動とフクオカ基地奪還作戦。しかし、フクオカ基地はゼロのみ出撃

これでは、見ている側からすれば、ゼロの思考は奇抜でおもしろい発想だとしても、うまくいくはずなんてないのにいってしまう二重の意味で机上の空論だといわれても仕方がない。
 これも以前言ったことですすが、ギアスは人を殺さないものとして描かれすぎている。ギアスは相手を屈服させ、相手の意思を無視して良い様に操る意味で用いられるのがこの世界観にマッチしているのではないだろうか。その辺は第二期に期待するしかないか。

 そういったこと全部を含めて、今は周囲とどのようにして、ルルーシュが決別するのかを描いているのだと考えれば、ルルーシュがまだまだ黒くない部分はあって当然、今の状態の方が適当で、私が的外れなことを言っているのかなと思ったりする。
 ただ今後の展開で決して行ってはならないのが、ルルーシュを泣かせる、後悔させることだと思う。いくら、まだまだ黒くないとしても、これだけは絶対にやってはいけない。すでに茨の道を進んでいるはずなのに、今やっと茨の道に入ったかのように魅せるのは、あまりに短絡的で、これまでの一切の死をなかったものにしかねない。どうしても泣かせたり、後悔させたいなら、そのすぐ後に、他にも死んでしまった人間がいるということを認識させる描写が必要だ。身内であろうと邪魔者が消えれば、キラ(ライト)ならば、にっこりと笑って、やった!とほくそえんだはずだ。

 ②雰囲気を大切にする。
 上と似たようなことですが、雰囲気がないと、おもしろくない。人を殺すって、もっと重いもののはずです。学校に行くのは構いませんが、へらへらとした雰囲気でごまかすと、見てる方も興ざめです。小説だとまず間違いなく読めたものじゃない。人を殺して悩んでいる主人公の周りでギャグを連発していれば、主人公が取る行動はうるさい黙れと怒鳴るか、その場を立ち去るかのどちらかですよ。一緒になってギャグをやり始める小説があれば、えっ?何?こいつ、そんなに悩んでいない?と思われます。作品には作品の雰囲気があります。場面展開をしっかり使い分けるなどして、線引きをしないと。カレンの発言とかは全然OKだが。
 何も日常と非日常を使い分けて、どちらも守ろうとしているのは、特別なことじゃない。むしろ当たり前のことです。人を殺す理由というのは概して、正に日常を守るためのもの。けれど、人を殺すとその日常までもが犯されていく。これが定石というか、当たり前の流れで現実ですから。いくら戦争だとはいえ、両者を使い分け過ぎているのは、非人間的過ぎる。そもそも戦争なら戦争と区別されるのが普通だし。まぁ、ルルーシュが孤独な暗殺者だというのなら別だが。本筋の流れや誰かの論理的思考、理屈、感情にだけ気を取られて人間的な極当たり前の感覚的な部分を疎かにすると、アニメが破綻していると取られるかも?改めて考えると、ルルーシュが理解し辛い性格だという妥協点はあるか。それでも、ルルーシュデスノートのキラよりも理解し辛いのは間違いないわけで・・・・それは私だけなのか?

 ③もう少し作戦内容をはっきりと提示する。
 ちょっと省略されすぎかなと。ディートハルトと会話して終わりじゃおもしろくない。ゼロがどんな相談をしてどんな非情な選択をしているのか、はっきりとさせる意味もある。戦略的なことって話の流れからはかなり重要なのに、キャラ中心に周りすぎてる。もっと本編を楽しみたいという個人的な本音が入っていたりする。基本的に慌しく展開が変わる戦争物には向いていないかと。本編に流されてどんどんと個性が消えていきがちですからね。それでも個性を守ろうとすると、本編を思う通りに描けなくなる。キャラが生き過ぎて暴走してしまうという現象?なのかも・・・・あるいは、無理矢理性格をこじつけて、違和感を生む恐れもあるし。

 ④スザクを少佐らしくさせる。
 今のままではただのパイロットです。だから説得力がない。ルルーシュとはとても同列にはなりません。少佐なら、少佐らしく軍の作戦行動に深く関わらせ、もっと深く考えさせるべきです。そうすることで、スザクの行動にも根拠が出てきて厚みが増します。

 ⑤無駄な複線を整頓し、キャラを使いまわさない。
 これは意外と重要です。例えば、オレンジ。どうなるのか楽しみですが、別にいりませんよね?C.C.関連の話と絡んでくる可能性がありますが、それならもっと別なやり方があるはず。時間の制約があるわけですから、本線をしっかりと描くためにはキャラをしぼり、使い捨てていくべきなんです。だらだらやっていると、グダグダになってしまう恐れがある。

 ⑥あまりテクノロジーを広げすぎない。
 というより、最初からある程度限度を決めておく。後から、ドンドンと新しい物を出すとあれもできるこれもできるとなってしまう。MSや機体ものアニメはわりとすぐに新しいものが出てきますが、その程度ならばいい。だが、空も飛べる、粒子分解も起こせるとなると、戦略の幅が広くなりすぎて、手に追えなくなるぞと。ガンダムの最後になってからコロニーレーザー的なものが出てくる展開はあまり好きじゃない。だったら、最初から打てよと。それだけじゃなくて、あそこ、ああ出来ただろうとか思ってしまう。戦争で技術革新が加速するのは、歴史を見ても明らかなことですが・・・・う〜ん、と唸ってしまう。とまぁ、後出しは冷静に見れば違和感を生む原因になります。盛り上がるんですけどね。
 とりあえずはこんなところでしょうか。えっと、勘違いしないで欲しいのは、コードギアス。私は大好きです。
今上げたことなんてどうでもいいです、おもしろければ。はい。まぁ、突っ込みというか、感想というか、書きたいから書いているだけで、はっきり言ってまったくどうでもいいことしか書いてません。文章が書きたいという私の一部から生まれたただの文字の列挙です。ここまで読んだ人がいたら、あまり気にしないように。私はまったく気にしていませんww
 予想に関しても、そういう展開になって欲しくない。自分で考えた通りになると、見ていておもしろくないし。予想は外れるから楽しいわけで。当たったら、当たった時の喜びはありますが。裏切られる喜びのほうが楽しかったりすると私は思っています。それが私のアニメライフなんですww
以上