「ひぐらしのなく頃に解が放送中止らしい」


 先日、スクールデイズの放送が中止となりました。私は見ていないので、被害を受けたわけではありませんが。原作もよく知らないですし。伊藤誠がひどい男で、欝になるゲームだということぐらいは知っていますが。
 今回のことの発端は、京都市で起きた16歳の少女による父親惨殺事件です。深夜、父親が寝ている間に少女が斧で首を切断したという話でした。この斧がスクールデイズの最終話と関連したり、ひぐらしと関連したりすると目された。
 スクールデイズの方はよく知らないので、何とも言えませんが、ひぐらしの方は、今後の展開ではまるっきり出てこないですよね。
 確かに、こういったテレビ局の配慮というのは必要だろうと思います。被害者の感情であったり、社会的な建前、そういう考慮の仕方はよくわかります。ただ、何というか、TV局は誰をターゲットに放送しているのかちゃんとわかって放送しているのかなと疑問に思います。
 アニメが規制の対象になりやすく、ドラマは規制の対象になりにくいという現象が放送規制においてあります。その理由はアニメが子どもが見るもので、ドラマは大人が見るもの、という意識があるからでしょう。だから、アニメだけが分別のできない子どもが見るという理由で、規制にかかりやすい。でも、よく考えてみてください、今やアニメを見ているのは大人が大半ですよ。あまつさえ、深夜放送です。何のための深夜放送なんですか。TV局はこれらのアニメを子どもが見るものとして、放送しているんでしょうか。と疑問に思います。そういう対応になるんだったら、最初から放送なんてしなければいいと思うのは私だけですか?女子高生が日常の果てに斧を振り回すような結末のアニメをよく放送できていたなと逆にそちらの方がおかしいと思いますよ。
 実際は、こんなアニメを見る奴等はキ●ガ●だから、放送して感化させて、万が一にでも新たに事件が起こったら責任の取りようがない、自粛するに越したことはないということなのでしょう。当然、視聴率も関連していて、アニメであっても、視聴率の高いものは割と全面規制になりにくく、一部改変、あるいは差し替えで放送されることが多いような気がするので、リスクを冒してまで、視聴率の低い番組を放送する理由はないと。やはり、社会的な認識がアニメを下のものとしているのでしょう。
 まぁ、実際、大人になってまでアニメやら漫画やらゲームやらと馬鹿らしいなぁと自分でも思いますけどねwwでも、馬鹿らしいからこそおもしろいんであって、楽しめるんだと私は思っていますけどね。