第5話「姉と妹の創立者祭」と笑えない自分


 「俺は笑えているか?」芳野祐介迷言集)

 私は笑えていなかった。いつからこんな風に縛られていたのか。最近、特にもやもやしていたような気がする。クラナドでその思いが膨らんだのは間違いなく、ネギま!においても似たような感覚を持っていた。どちらも好きな作品であったがゆえに・・・・・
 ところが、今週の話を見ていて、あることに気づかされた。この展開は、あり得ない、予想するでもないこと、と思っていたことが現実に起こった。創立者祭をやって、学園祭もやる。そんな展開は馬鹿馬鹿し過ぎて選択肢にも入らないはずだった。しかし、いざそうだと言われて、最初こそ、悲観的な見方をしていたが・・・・・どこかで聞いたことがある、そう思い始めた。
 クラナドは私を導いてくれた。忘れていたあの傑作エロゲーにww
 その答えは後で言うとして、そのゲームでは、文化祭の次の日に体育祭が行われていたwwありえねぇ。くしゅぅぅぅぅぅ・・・でも、ありだ、現に私は笑っている。
 そう、私はいつしか忘れていた。いつしか縛られていた。私があの頃、感じていたこと、それはおもしろければ、それでいい。それが正義風味ですらあるということ。それが正しいとは必ずしも言えないが、自分の中で、笑みを潰してやしないかと。もっと笑えたはずなのに。また同じ過ちを繰り返していやしないか。
 誰が創立者祭の後に学園祭をやってはいけないと決めたのか。誰も決めていない。現実ではありえない。だから、アニメなのだぞっっっっっっ。私たちは本当はもっと自由風味なはずで、文化祭を二回やってもいいし、修学旅行に二回行ってもいい。それは決して間違いではない。おもしろければ。
 そこに否定されるべきことがあるとするなら、それは修学旅行に何度もいくことによる新鮮味の喪失ではないか、ないか。
 ただ一言、二言、「この学校はどれだけイベントが好きなんだよ」「俺に聞くな」とか何とか言えばいいんです、いいんです。
 クラナドはもしかすると、図らずも新たな可能性を示すことになるのかもしれない・・・・・・エロゲーはもうわかりましたよね。「秋桜の空に」です。