アニメは商品です

 また長々と書くつもりはないので、要点だけ整理して残しておきたいと思います。


 ・ お金を払わずにアニメが見れるという現状が間違い

 すべてはこれに尽きると思います。テレビ放送とはそういうものですが、一般人に理解されないような一部のあるいは大半のアニメをテレビで放送することは、不向きであるということを認識しなければならないでしょう。そうした上で、

 ・ DVDの販売→一部無料の月額課金、視聴課金のネット配信へ

 これが一番かなと現状では思います。まず一切お金を払わなくていいというのが間違いで、消費するためにはやはり金銭を支払うことが大切なのです。つまり、月額課金や視聴課金を進めるということです。その上で、初公開の週は無料といった風にしておけば不満は取り除かれるでしょう。
 そして、まずDVD販売から始めるべきではないでしょうか。早く見たい人はDVDを買う。買わない人は待つ。これが自然ではないでしょうか。「対価を払うからこそ、他者よりも優先権を得られる」としておかないと、不満が募り、ますますDVDを購入する人が減ると思われる。

 ・ 問題は動画サイトだが・・・・

 先にDVDを売って、動画サイトで無料で勝手に流されてしまったのではたまらない。すべてが水の泡となる。その辺りは、厳しい規制を行うべきかと。
 個人的には、動画配信サイトが現状お寒い状況なので、動画サイトが盛り上がるのではないかと思うのですが・・・・・アニメに限らず、テレビで流れているような質の高い番組があるわけでもなし。どう考えてもわざとネットにそういった番組を流させないようにしているような気がしてならない。ネットに視聴者を取られるのが恐ろしいのかもしれないですね。

 ・ DVDには期待するな

 やはりそう思います。仮にDVD販売を先に行ったとしても、毎期、毎期新しいアニメが放送されるという現状がある限り、DVDの売り上げが劇的に伸びることは考えにくいですし、ネット配信を基本に据えることになれば、DVDの売り上げにどのような影響が出るのか不明瞭だからです。

 ・ アニメ本編は商品である
 何を言っているんだと思われるかもしれませんが、そういうことなんです。もう一度言っておきます。アニメを見るためには、お金を払わなければならないという認識が必要なんです。アニメ本編は商品であり、関連商品の広告ではないと。

 ・ 期待したいこと
 ただ、アニメ、おたく人口が増え、テレビ視聴率の増加、DVD売り上げの増加、関連商品の売上増加など、産業全体において景気がよくなるということが期待できるならば、現状を維持できるのかもしれません。今の十代が20代になったときに、どれだけお金を落とすのかと言えば、生々しい話になってしまいますが、まさにその通りかなぁと。日本の誇る文化であるというのならば、さらなる人口の増加が期待されます。