第10話「I'm here」


 今回はみやこ、景ルートのみでした。

 きれいにまとめた風味でしたねww1クールではちょっと短かったと理解しておくことにしても、今回は拒絶反応が出てしまいました。大きなものは二つ。一つは、少女漫画男が景にはっきりと、あの場で兄妹に戻れると断言したこと、あれでいいのかなぁと。そこはお互い距離を置いて・・・とそれぞれの道を歩くのかと思ったのに。
 もう一つは、カメラ男の発言。何でも中途半端というやつです。いや、確かにその通りなんですけど、それは男のエゴというものじゃないかなと思うんです。みやこにしても、景にしても、男が態度を決めないからといって、自分の態度が変わるわけでもないでしょう。景も言っていましたが、もっと早く自覚して行動するべきだったと自分を振り返るべきであって、男が何かしなかったから相手がどうだと、一方にだけ責任があるとするのはおかしいです。全部がそうだとはもちろんいえませんが、そうやって相手の意思もちゃんと認めて、その上でどう行動するのかという話でしょう。
 少女漫画や家出のことについても触れていましたが、常人からすれば、それだけで十分思い切ったことをやっていると思うのですが。つまり、あれこれと手を伸ばしすぎて、しかも、一つ一つがややこしく、処理能力が追いつかない状態で、決して何かができないというわけではないです。なので、少なくとも、何もしていない人間よりはずっとましなわけですが、カメラ男が言っていましたが、色々と抱えこんでいるのは逃げているのと同じことだそうです。ん〜、難しい。個人的には抱え込むことが間違いとは思えません。何かを選択することは捨てること、それは怖いですからね。初めから結論を出して歩いて行かなければならないとは思いませんよ。ただ、それが個人に収まるのかそうじゃないのかと、その辺は気にするべきかなと。
 
 気になったのはあのカメラ男wwお前こそが本当の中途半端だwwふらふらして、ビッグになるとか言ってそうですよww映像について何かを研究しているわけでもなし、取りたい物だけを撮るとか、そんな不確かな物にすがって、ただ夢を見ていることこそが中途半端だと思う。夢を持たないような人間がいうのもあれですけどwwそれでも、夢をかなえたい人はやるべきことを確実にやらないといけないと、これだけは思いますよ。そういうわけで、よくわからない立ち位置なカメラ男でしたとさww

 ラストは、ベタすぎる展開でしたが、綺麗でした。王道でいいじゃないですか。

 演出ですが、おもしろかったですね。本当に色々と見せてくれます。少ない仕事で大きな効果を見せられると、本当に才能があるなぁと。