終わりのクロニクルシリーズ 5/5

 

終わりのクロニクル 1(上) 電撃文庫 AHEADシリーズ

終わりのクロニクル 1(上) 電撃文庫 AHEADシリーズ

 最終巻が京極夏彦先生もびっくりの文庫本史上もっとも厚かったであろう1000P越えを果たした作品です。もちろん、厚いだけではありません。
 最初から練りこまれたストーリーに、概念による戦闘、作者独特の言い回しなど、非常におもしろかったです。当時は最新刊が出るのが楽しみでした。
 内容は説明し辛いんですが、主人公の父と祖父の世代が築いた今の世界を、近づく崩壊から安定へと導くために各国の代表と交渉をして協力していく、という感じでしょうか。その交渉がメインになるわけですが、過去に遺恨を残すような形で現在の世界がなりたっているため、大きな問題が待ち構えていると。まぁ、戦闘になるわけなんですがww
 安易に手を出すのははばかられる厚さばかりですが、間違いなくおもしろいです。