魔法先生ネギま 166話目 「沈黙ハ優しさナリ」 

 今回のネギまは、吹出しの会話がありませんでした。絵だけで話が進んでいくわけですが、問題はなかったけれど、やっぱり文字があったほうがいいかなと感じました。人それぞれでしょうね。私は、それぞれの掛け合いが楽しみだったりしているので。ただ、何故わざわざ今回が文字を抜くという条件になったのか、これを少し考えてみようかと。
 おおよその見当はついている人も多いと思います。そうです、大河内アキラという無口キャラの所為です。無口キャラと言えば、ザジですが、彼女はまったく特別で、かぶっていると言う意味では五月が近いですか。ただ、五月は人間的にあまりにしっかりし過ぎてしまっているので、アキラのような優しくて親しみやすいお姉さんタイプにはなれないのかもしれません。さらにアキラはどうもキャラがかぶりやすいようです。方向性こそ違いますが、千鶴のように怒ると怖いところとか。全員をしっかりと見ていて、優しく、真面目で、周囲を叱れるというアキラのポジションは本来立ちやすく扱いやすく重宝されるはずなのですが、ネギまでは脇役です。そういったキャラはうまく物語をまとめすぎてしまう万能キャラで合ったりしますし。しかし、それよりも明確な理由があります。すでに明日菜がいるからですね。ぶつくさ言いながらもお姉さんぶってネギを独占してしまっている彼女とは相容れない存在に思えます。明日菜の活躍の裏でキャラクターがたくさん死んでしまっているのは事実です。ですが、それは仕方がないですね。今回は明日菜とネギが疎遠がちだったという前回からの流れを受けて、アキラが登場する、とうまく話が続いていると思われます。
 人多すぎ!というのが問題なわけですが、そこがおもしろく魅力的なところでもあるわけですし、脇役の方々、高音の脱げキャラのような存在を目指して頑張ってください。
 ・ポイント ― 出席簿は見ちゃ駄目でしょう。他の生徒にも簡単に見られてますが。だって、あれにはのどかがかわいいとか書いてあるわけですし。すでに周知の事実?あと、美空。アーティファクトは使っちゃ駄目です。ばれると大変だし、明らかに人外の動きですから。まぁ、地でそれを越えているアキラは何者なのかとww

以上、感想でした。