コードギアス反逆のルルーシュ18話「枢木スザク に 命じる」 

 感想です。スザク・・・・やったのか、やってしまったのか。すごくいい所で終わりましたね。どうもやってるような気がします。やってなかったら、ドン引きです。所詮は主人公補正パワーの前には悪役主人公パワーも無力なのかと。種デスで、シンはなぜ一人も殺せなかったのか。私は心の中で、やれ、やってしまえとひたすら願っております。
 ルルーシュのナナリーに対する思いもわかりますが、最終的にはスザクに丸投げしようかという結論に至る辺りに問題があるのかと。結局、妥協し始めるとずるずると折れてしまうもの。現実的な話ではなくて、物語的にです。一度やってしまったら、次もやっていいやっていう流れを生むわけです。完璧を目指しているなら、妥協は許されません。こいつは妥協しない主人公だから、たった一度きりだって折れる場面があってはならないという流れを生めば、完璧な主人公が描けるわけです。悩むのはいい。戸惑うのもいい。それでこそ主人公だと思う。でも、妥協はいけません。勝つか負けるか、やるかやられるかのどちらかであってほしいですね。そんな決断力に溢れるルルーシュが見たい。
 ・ポイント―――ディートハルトが提案した新組織体系に少し不満。能力主義だと公言しておきながら、温情が垣間見えています。もう少し有能な人材が眠ってはいないか。オウギなんて、ただのチンピラテロリストです。チンピラテロリストほど、ひどい人間はないと思いますが。とはいえ、オウギらは初回放送で、C.Cを強奪していますか。何故、あんなことができたのか今でも不思議です。
 ・ポイント―――騎士選択制度について、こんなものがあってもいいのか。あれほど実力主義、競争主義だと公言している帝王は何故こんなことを許しているのだろうか。やはり、自分の子どもは可愛いのか、無条件で少佐にするとは。
 ニーナのフラグは一体どこへ向かうのか。無駄に先延ばしにして、出し惜しみにしているだけのような。
 ディートハルトの理論は正しくもあるが、もろくもある。あまり策におぼれるのはよくないので、ルルーシュの選択は色々思うところがあるにせよ、この場合は適切だったかと。ただ、暗殺か正々堂々かという選択は間違い。仲間に入れるよりも、まず捕獲するべきだった。
 スザクの理屈は相変わらず矛盾だらけで見ていていらいらする。何が一番腹立たしいかって、中から変えると言っておきながら死のうとする所。やる気がまったく見えない。どれだけ正論を言ってもいいけど、やる気のない奴に言われても・・・・まず自分のことをしっかりしろと。まぁ、スザクを使い捨てにしないなら、この辺りで退場して後から出てくるくらいが丁度いいか。
 ・ポイント―――カレンは迂闊過ぎ。親衛隊には向いていない。親衛隊の役割として王に盲目的に従うことはむしろ問題で、王とは別に冷静沈着であれることにこそ本分があるはず。だからこそ信頼を得られているのだ。あの位置だと普通は死亡してるが。
 最後の展開がよくわかりませんでした。第二皇子がミサイルを打った?なのに、自ら盾になって打ち直すってどういうこと?ミサイルを打ったのは、第二皇女?よくわかりません。あと、テクノロジーが加速する展開はあまり好きじゃない。
 以上感想でした。