秋山瑞人「イリヤの空、UFOの夏」 点数5/5

私が初めてライトノベルのすごさを感じた本を今日は紹介します。超有名作なので、今更ですが。

それほど前ではないんですよね。今から5年ほど前のこと。まぁ、当時は「キノの旅」が流行っていたような記憶があって、恐らくそのついでか何かで買ったのだと思います。そのときはまだ2巻ほどしかでていなかったのかな。とにかく、すごい。秋山瑞人という作家はすごいなと思い、ネットで他の作品をすべて注文したのを覚えています。
検索をかければ他の作品についてもわかりますが、EGコンバットの迫力は危機迫るとてつもないものがあります。未完なのが残念ですが。

E.G.コンバット (電撃文庫 あ 8-1)

E.G.コンバット (電撃文庫 あ 8-1)

さて、イリヤの空、UFOの夏です。全4冊で一つの物語と大作です。所謂、ひと夏の体験、ジュブナイル小説ですね。主人公が若いです。若さに溢れています。脇役も光り、これはもう完璧と言ってもいい小説ではないでしょうか。自ら泣きに行くような感じで、泣いてしまうことが誇りにすら思えるような、そんな完成度だと思います。
 読んだことがない人はぜひ読むべきでしょう。アニメもありますが、小説の半分以下の魅力しかありませんので。お気にめした方は、どうぞ他の作品も読んでみてください。