反逆のルルーシュ 第19話 「神の島」

感想と言うか突っ込みです。今回は結論から辿っていきましょう。スザクにギアスは掛かっていました。しかし、その内容は「生きろ」というもの。これは酷く曖昧なものです。これまでも一時的な命令が多かったわけですが、あくまでルルーシュの意思を組み取ったギアスの掛かり方をしているように思われます。まぁ、製作側がいいように解釈しているだけのようにも思えますが。いつまで「生きろ」というギアスに拘束されるんでしょうか。今後のポイントになるかもしれません。
 とにかく、どうやってスザクとルルーシュが生きていたのかという謎は解けました。しかし何故別の島にいるのかがわかりません。ランスロットで逃げた?なら、何故二人がコックピットから抜け出しているのかがわからなくなりなります。しかし、カレンは一体どうやって生きていたのでしょうか?まさか、スザクが助けたわけではないでしょうに。覚えていないというカレン。まだ謎がありそうです。加えて、何故ユーフェミアがいたのかもわかりません。わからないことがまだまだありますが、これ以上の説明はないかもしれません。
 
 ミサイルを打ったのはやはり第二皇子のシュナイゼルでした。しかし、よくわかりません。イレギュラーがあれば助かるとは一体どういう意味、どういう理屈でしょうか。一体何を優先したというのでしょうか。テロリストの殺害?そのようなことをルルーシュはスザクに言っていますが。
 そもそも、ミサイルを打ってからハドロン砲を撃つという行動が理解できません。ハドロン砲とは何のことなのでしょうか。

はてなのリンクでは素粒子砲のことみたいでした。となると、ん〜よくわからなくなりました。

ん〜、もしかして物質転移のような能力が付加されているとか、空間をゆがめるようなエネルギーを発しているとか・・・・だとすれば、4人が島を飛び出てしまっている理由も多少は説明できますが、それだとゼロが助かるという可能性もあるわけで。セシルがあっさりと納得している辺りがポイントか。
 いちいちシュナイゼルの言う事は筋が通らない。駒は使い捨てかそれとも使えるかのどちらかしかない。シュナイゼルにとってスザクは使い捨てだったというだけで、どうも正論や適当な嘘を並べ立てているのだと思われる。命を捨てろ、逆らえば反逆罪というコンボは悪意以外の何ものでもない。さらに言えば、スザクにゼロを殺せと命じない辺りに悪意がある。ん〜、それは製作者のミスか?それとも、最初からスザクには殺せないと見くびっていたのだろうか。
 
 藤堂とディートハルトの議論。組織かリーダーか。場合によりますが、この場合はゼロを優先するべきでしょう。ゼロは王族のような存在であり、リーダーでもあります。ゼロという血筋であるからこそ多くの協力を得られていることを忘れてはいけません。ゼロがいなくなる事は御家の存亡、組織の壊滅だと認識するべきでしょう。しかし、藤堂は勘違いも甚だしいですね。ゼロについていくと言ったあの決意はどうなったんでしょうか。ゼロがいなくなれば、自分が代表をすると言い出すんでしょうか。それとも、黒の騎士団を解散して、全員無事でよかった、この後は好きにテロ活動を続けてくれとでも言うつもりなのでしょうか。さらに勘違いをしているのが、玉城です。だから、こういった人間は排除しろと。ルルーシュの甘さが生んだ歪でしょうか。それとも、悪意のある製作者側の意図でしょうか。
 さて、スザクの思考ですが、理解できません。キャラが崩壊しているのではないでしょうか。間違ったやり方で得た結果が何を残すか、行き場のないむなしさと後悔ですか、へぇ、だから何でしょうか?あまりに自分本位です。得ることができた結果で人が助かるならば、それでよし。ルルーシュはそう言いました。かつて、スザクはそう信じて父親を殺したはずです。それが間違っていたと認識しているから、よくわからなくなってしまったということですが。
 ただ、あくまで正義は人それぞれにあるもので、それを統一することが組織に繋がるわけです。テロリストとて一つの組織の主義としては、国と並べても優劣は決められないはずです。なぜ国が優先されるのかと言えば、それはあくまで戦争という舞台で勝ち取ったからであり、全体という強者の意思であるからです。スザクはゼロが父親と同じで世界の中心だと考えていると言っていますが、それは明らかにブリタニア皇帝のことであり、皇帝制の中にいる以上、真っ当な手段でトップを下ろす事はできません。スザクは戦争で勝てば納得するのでしょうか。ん〜、というより、全て話し合いで解決しようとしている感すらありますね。迷走に逆走を重ねている状態なのでしょうか。まぁ、その辺が自よりも他を優先して行動しているルルーシュとの大きな差です。

 今後のポイント。
・謎の神殿が出てきました。C.C.との関係性が明らかになりそうです。ただ、C.C.はマオと契約していたという過去があるので、どういう流れでクロヴィスに捕らえられる経緯となったのかが謎です。
 c.c.は一体誰と会話しているのでしょうか。観測者とは?一瞬だけ写った子どものような奴のことでしょうか。ん〜、正直この辺りはどうでもいいです。適当に辻褄を合わせておいてくれれば。
・皇帝はどうもギアスという王の力にご執心のようです。世界統一でもするつもりでしょうか。
・予想通り、ここでスザクは退場でしょうか。スザクを殺しきれなかったつけが回ってきそうです。