魔法世界、大戦(魔法大戦)についての考察

最初に、自分でも頭の中がごちゃごちゃしていて、これまでの感想の中で間違った情報を出している可能性もあるので、しっかりと把握しておきたいかなと。
 まず根本的な問題として、魔法世界、魔法界、本国とは何のことなのか。これです。思い出す限りとちょっと調べるくらいの情報で考えていこうかと思っているので、間違いがあれば指摘してもらえると幸いです。
 さて、どこから手をつけていこうか。ネギは行った事がないというのは大きな情報です。確か、タカミチと明日菜のデートのところで少し出てきました。今読み返しましたが、確かに出ています。他にも色々と情報が出ています。
 が、その前に一つだけ挙げておきたいことがあります。それは、魔法世界は別次元の世界のことなのか、それともこちらの世界の一般人が知覚できない地球上の一部のことなのかという話です。これは12巻で超がその存在について言及しています。それによると、魔法世界とは、こちらの世界とは位相を異にする異界であり、幾つかの国まであるとのことです。そして、魔法使いは世界に散らばっているとも言っています。これらから徐々に発展させていきたいと思います。
 ナギが活躍していたのは、魔法世界です。ナギはネギが元々住んでいたこちらの世界のウェールズの村の住人で、大戦の際に魔法世界に赴いていたのかと。
 明日菜がかつていた小国というのは、魔法世界の本国とは別の幾つかの国の一つのことでしょうね。
 ネギがいたウェールズや学校はどこのことなのか。これがよくわかっていない。いや、私だけなのか?ネギはメルディアナ魔法学校というところに通っていた。表向きはどうなのかわかりませんが。その学校は魔法世界にはないというのがポイントです。
 と、ここでもう一つ解決させておきたいことが出てきました。魔法世界と魔法界は恐らく同義でしょうが、本国が同義なのかどうかです。これは、恐らく違うのかなと。先ほど上げた明日菜がいた小国という表現があることから、やはり国は一つではないわけで、魔法世界における中心的な国を本国と呼んでいるのかと。それに関係した話で、魔法世界は散らばっているのかそうでないのかということがあります。少しややこしいので番号をつけて、整理していきます。
①国々は散らばっていて、ウェールズにある門はどこか一つの国につながっているだけで、その国から別の国へは繫がっておらず、国々は独立している場合。基本的に門は国の数だけある。②国々は散らばっていて、ウェールズにある門はどこか一つの国に繫がっていて、その国から別の国へは何らかの手段で繫がっている場合。門は一つか数個存在する。③国々は散らばっておらず、イギリスにある門はその唯一の入り口である。④国々は散らばっておらず、ウェールズにある門は幾つかある門の内に一つである。
 基本的に、こちらの世界がメインで、異界である魔法世界は正に隠れるために魔法使いが生み出したものでしょう。なので、こちらの世界で魔法使いとして育つ人間もそれなりにいるようです。そのために幾つかの魔法学校がある。こちらの世界の魔法使いは割りとこの世界になじんでいて、魔法にあまり頼りすぎていないのかとも思われます。
 こちらの世界の魔法使いと魔法世界の魔法使いについて。こちらの世界でも世界レベルの組織が魔法世界とは別にあって、こちら側にいる魔法使いを支えている状態ではないでしょうか。なぜそのような考えになるのかというと、後で触れるつもりですが、大戦で争った国々はもしかすると、こちらの世界と魔法世界であるかもしれないからです。
 こちらの世界の魔法関係者と魔法世界の人間の関係性の鎖国について。このことは、15巻にエヴァ孤立主義が台頭している云々と言っています。つまり、今の情勢の中で、こちらの世界とは独立しようとする動きという意味でしょうが、鎖国する理由として一番明確なのが、他国と関わりを持たずに問題を起こさないというところです。つまり、魔法世界は内部分裂がなく比較的まとまっていると言えます。では、どこあるいは誰に対して孤立しようとしているのか。当然、魔法世界の外のすべてでしょうが、そもそも魔法は普通の人間には知覚できないのだから、そこに行くこともできないはずで、想定されている相手は、魔法使いであるはず。となると、締め出すのは、一般人ではなくて魔法使い。これはどういうことなのか?一般人にばれる心配がないなら、魔法使いが容易に行き来しても問題ないはずなのに・・・・何か問題が残されているのか・・・・
 で、その一つとして考えられるのが大戦です。その際にどことどこが争ったのか。可能性は大きく分けて、二つ。一つ目は魔法世界の国同士が争った場合、もう一つがこちらの世界と魔法世界が争った場合です。どっちにしても大胆すぎる仮説ですが、これ以外にはありません。まぁ、後者は魔法世界とこちらの世界の一部、といったところでしょうか。戦争ですから、どこかの悪の組織が破壊活動をして周ったということではないと考えていいでしょう。で、大戦の結果こちらの世界の魔法使いと魔法世界に引き篭もった人間がはっきり区別されてしまい、孤立という考えにいたったと考えられる。可能性としては、後者の可能性が高いかなと思っています。
 他に考えられること。孤立しようとする理由がこちらの世界との隔絶だけではなくて、再び起こるかもしれない戦争被害の封じ込めであるというもの。これだと上に挙げた大戦は魔法の世界の国同士のものと考えられそうです。
 これでかなり核心に迫ったかと思いきや、超関連の話で魔法がばれても、世界中で戦争が起こらないというような雰囲気がありました。混乱するだけだと。こちらの世界と魔法世界が魔法を隠すという点では共通認識を持っていても、それ以外の面では色々と問題があるかもしれず、魔法がばれた結果、利権や対立が表面化して戦争という事は・・・・タカミチは悩んだという。となれば、やはり大戦に関してはある程度の解決がなされていて、再び緊張状態になるということはないのか?しかし、今週号でカモは魔法世界を冷戦状態の東諸国と言っている。一番わかりやすいのが、ドイツの東と西で、ベルリンの壁で真っ二つに分かれていました。つまり、こちらの世界と魔法世界は門を通じて真っ二つになっていると考えると、大戦はこちらの世界と魔法世界のものであったのかもしれません。完全に決着がついていて、何らかの結論が出ていれば多少はマシなのかもしれませんが、停戦状態である可能性は十分あるわけです。そのための孤立、鎖国とも考えられますし。う〜ん、魔法世界の魔法使いは選民思想を持っているのかもしれません。そのある種の誇りのようなものがこちらの世界の人間を助けるという思想になったり、こちらの世界とは隔絶するというような思想になったりしているのか?その一見矛盾する行動は人それぞれの思いがそう見せているだけなのでしょうか。それは魔法使いという特殊な人間全てに言えそうですが、より強いとはいえるかも。依然、高音を美空が評したことがありましたね。
 またややこしくなったと思いますので、整理します。
なぜ魔法世界とこちらの世界の行き来がしにくくなっているのか。その原因の一つとして、大戦がある。大戦に関しては直接の原因となっている場合と間接的な場合がある。さらには、大戦がマイナスに働いているのかプラスに働いているのかという基準もあることを忘れてはならない。そして、まったく大戦とは別の話で魔法世界の人間が選民思想を持ち出してきて孤立を始めている可能性も十分ある。それ以外のまだ明らかになっていないものも十分考えられる。こんなところか。
 で、昨日ちょっとだけ言った東洋系の呪術が大戦の片方だという考えについて。他の可能性として、東洋西欧といった区別ではなくて、どちらも入り混じった大戦だったのかもしれません。
 う〜ん、東洋系の呪術関係の所謂魔法使いは魔法世界に住んでいるのでしょうか?住んでいるとすれば、魔法世界での争いは彼らを巻き込んだあちらだけのものと言えるかもしれません。そして、魔法世界に彼らが住んでいなければ、こちらとあちらの世界の対立が見えてきそうです。

 うまくまとめきれませんでしたが。現状ではこのくらいでしょうか。間違えている所があるかもしれないので、その場合はコメントいただければと。明日菜の年齢考察に関しては、時間がなくなったのでそれはまた今度で。他のサイトの方でもされているみたいなので、やらないかも。

明日はコードギアスの感想。