第23話「せめて哀しみとともに」


 大満足ではありませんが、わくわくさせられるようなそんな最終回でした。二期がさらに楽しみになったかな。でも、次は夏かぁ・・・・・遠いな。

 さて、色々とあった放送でした。 それを一つ一つ挙げていきましょう。今日は最終回ということで、3割り増しくらいの勢いで。雑談が半分くらいを占めている。無理に伸ばしたのがよくなかったか・・・
これ全部読んでたら、もう一度アニメ見直せるだろうなぁ・・・・・OTZ。それでも読んでくれるチャレンジャーがこの広い日本にはいるはずだと信じて。

 ・裏切られたということ
 前回の感想で指摘した通り、虐殺以上に裏切られたということがかなりの影響力を持ってエリア11(日本)中に広まっていきました。黒の騎士団のメンバーも期待していたゆえに、憎しみを伴って鎮圧、制圧に挑んでいます。
 「やはり」と何度も口にしていますが、これは疑っていたという意味はあまりないでしょう。心の奥で信じていなかったとしても、それは人間である以上誰かを全幅に信頼することなどできないわけで、期待する→それに応える→さらに信頼する、この繰り返しです。「やはり」と口走ったのは、期待に応えてもらえなかったということを受け入れられない、期待の裏返しでさほど疑っていたという意味はありません
自由な現代で暮らしていると、そうそうこういうことにはなりませんが、こういった情勢の世界では、相手に一方的に期待だけを寄せてしまう事態になりがちです。だからといって、それがおかしいというわけでもなく、そう考えるしかないだけの権力差があるのだから仕方がありません。現代だと政治家に対する不満や愚痴をこぼして、社会の不景気を投げている状態でしょうか。違うな。
 名誉ブリタニア人も寝返ったようですが。さすがにこれは衝撃的でしょう。ユフィは一応、ブリタニアの平和の象徴のような存在だったでしょうからね。
 
 ・ユフィの死・スザクの決意
撃たれた場所が悪かったのか、マオとは違い、超医学でも助かりませんでした。およそ即死だったのだと理解しておきましょう。でも、あの間だと心肺が停止しても人工装置や何なりで生きることができそうだが。まぁ、あれでしょう、死ぬべき人間はあっさり死んで、死なない人間は死の淵からでも蘇る熱い展開だww
 ユフィの死に際にかなりギアスに振り回されていました。一度死にかけるとギアスは切れるんでしょうか。
 題「せめて哀しみとともに」はルルーシュはもはや吹っ切ってユフィの死を哀しんでいないが、哀しみと共にあって欲しいという願いの現われなのでしょうか?というより、ここは好意的に受け取って、これまで全ての行動をもっとルルーシュは哀しんで欲しいと受け取るべきでしょうね。そういった解釈以外にも、ルルーシュは本当は哀しんでいるんだよと花束を添えるような感覚で題をつけたとかも考えられますが、どちらかといえばそれはスザクのものでしょう。ルルーシュはあくまで強制されておらず、自己の目的のみを目指しているので、「やりたくないなら止めろ、他人を排除することで後悔はするな。」と言われても仕方がありません。

 ルルーシュの初恋とかどうでもいいです。そんな悲劇的にする必要はまったくないです。遊び?
 スザクがユフィの死で変化しました。う〜ん、何だろう。スザクはもう何がしたいのかさっぱりです。明日にでもまとめないとまともにスザクを理解できません。軽く触れておくと、状況に流されていると思いきや本当はまったくそんな人間でもなく、感情的かといえば実はそうでもない。今の状況は運命でないとするとユフィの所為で良くない方向へ向かったとしか言いようがない。今思うとあのままぐだぐだと悩んでいた方がよっぽどマシだったかも・・・・

 ・ラクシャータとディートハルト
 ブリタニアが完成された国だとか言っていますが、どういった意味なのでしょう。色々と考えられます。法整備、税制度、電力、交通、医療福祉、行政、社会制度などなど・・・・社会とは常に流れているものですから、永遠に完成するものではありません・・・それでも完成したと言うなら、技術の進歩、人類の前進が止まったということになる。
 そんなに真面目に考えても仕方ないですね。この場合、抵抗があっても鎮圧できるだけの武力を持っていて、その下で誰も逆らえず、それなりに地盤がしっかりとした政府を築いているという意味でしょう。

 今の日本は借金大国ですから、完成されているとはいい難い。早く手を打たないと国が潰れる・・・・あまりそういう感覚は感じ取りにくいかもしれませんが、どこに借金をしているかと言えば、大半は日本国内の企業だったり投資家だったり。それは債権として、資本になっているわけで、国が破産して消えてしまうと、企業はあっという間に不良債権を抱えて、多大な損失を被る。となると、給料も払えないし、もちろん銀行にはお金がない。というのは、あまりに不都合なので、借金を返そうと普通はします。しかし、借金をしているわけですから、お金なんてあるわけがありません。しかし、そこは国ですから、無理を通してもお金を刷って出す事はできます。すると、市場の物価が上がる。行政サービスもなくなり、対外貿易も散々なものに・・・・以下略という現象が起こります。(うまく説明できなくてすいません。興味のある方は独自に調べてください)
さすがにコードギアスのように国に反逆をしようなんて誰も思わないでしょうけど、官憲(警察)がいますし。暴動は起こりますね。税が軽く20%を越え、他国、外国籍の企業の支配を受ける恐れは十分ある。まぁ、それももっと先の話で、何もしなかったらの話で現実味がないでしょうけど。

話が飛びました。想像ですがブリタニアは本国以外からきつい税を取り立てているのでしょう。それを考えるとやはり新たな国家を作る方がずっとマシでしょうね。ですが、外から壊すのは簡単で、外から作り変えるのは難しく、中から入れ変えるのはもっと難しく、壊れた後に作るのはさらに難しいです。

この二人はいつかあっさりとゼロを見捨てそうだ。ディートハルトは典型的な終盤に主人公を暗殺する狂気を垣間見せている。神格化、理想化しすぎていつか失望する展開だ。

 ・スメラギカグヤ
 ちょっww軽いな。もっとおしとやかな性格かと思っていました。ゼロのファンって・・・・こいつ、駄目だ。というか、どういう絡み方をこれからするんだ?スザク関連か?
 神と悪魔。これも私程度の知識で語っても仕方のないことなんですが、悪魔の加護というのは、多くの作品の中で力、特に暴力によって為されます。つまり、ギアスのことです。しかし、一体どういうギアスが可能だったのかは考えてみるとおもしろいかもしれません。
 ん〜、アニメか漫画かライトノベルか忘れてしまいましたが、暴力で正義を押し付けるというものがありました。それだけだと大半がそうなのでもう少し具体的にいうと、普通の人の中にある悪の心を特殊な力で潰してしまうという感じです。幾つかあったと思うのですが、あるものでは善良すぎておもしろくない世界になりました、またあるものではその行為こそが一方的で暴力的で悪だというような話になったか。自由が尊重される世の中ですからね。
 ちょっと話が逸れてしまいましたが、ルルーシュはまさに悪だなと。となると、C.C.はルルーシュが皮肉っているように悪魔となりますね。実は世界の運命を背負う・・・という展開はなしの方向で。個人的過ぎる理由だったら・・・・どうでしょうね。

 ・合衆国日本
 実をいうと、ユフィをダシにしたのはあまりうまくないやり方です。前回、ルルーシュはユフィに撃たせようとしていましたが、それはもう大きな間違いです。ルルーシュブリタニア人をどうでもいいと思っているなら別ですが。ヴィレッタが襲われていました。あの後どうなるかは火を見るより明らかです。これが復讐を根底にした戦争です。だからこそ、もっとルルーシュは正義を前面に出して行動しなければならなかった。慎重に。
ゼロの宣言は歴史的には意味を持っていても、やはり日本人の誰の心にも響いていない事は明らかです。理想と現実のギャップ、必要悪、これらの言葉でゼロは流してしまいそうな感じです。もっと理想を追い求めてほしいものだ。
 たとえ自分の目的が復讐であろうとも、ナナリーを生かす世界にしたいのならば、世界を飲み込むのではなくて、変えようとする姿勢をやめてはいけなかった。スザクやユフィと関わり合い始めた辺りからおかしくなったか?あの二人は本来敵ですから、無理をすればがたが来るということでしょう。
とにかく、二人を優先しようとしてできず、自暴自棄になってしまうという流れがルルーシュを破壊者に陥れたと言っても過言ではありません。
立て直すために破壊する。これはもう小泉前首相そのまんまなんですが、共通しているのは既存のものを打破しないと、新しいものが入ってこないという既得権が出来上がってしまっていることでしょうか。ルルーシュも戦争なんぞを仕掛けていくことになるわけですが、一応攻めろ奪えやの侵略戦争ではないので、私には思いつかないような緻密なやり取りが内々にされていることでしょう。それともブリタニアは全てデストロイなんでしょうか。
 で、結局ルルーシュは悪へと染まっていくのですが、私が望んでいたルルーシュはもう消えてしまいました。はい。しつこいとウザイと思われるので、もういいというと人は読み飛ばしてください。完全に愚痴になってます。

 冷酷、非情と破壊者、破滅者はまったく別物ですから。私はこれはルルーシュの成功物語だと最初に言いました。どうもそこを誤解していたようです。これは、ルルーシュが日常を失っていく物語ですらなく、最近のゲームのラスボス的存在である人間はどうやって生まれるのかを描いたアニメだったようです。ん〜、個人的には敵味方関係なく、この情勢でも悪をばっさばっさと切り捨て冷酷、非情に振舞えるルルーシュを望んでいた。悪・即・斬みたいな。パンプキンシザースは正義を追い求めていておもしろいし見ていてすっきりするというか・・・真っ直ぐだったから。コードギアスにはその真っ直ぐさがない。おもしろみだけを追求して、芯が通っていないというか、小手先だけに頼ったというか。最近のふぁんにょむ並だ・・・わざとぼかしています。察してくれ。

 さて、漸く合衆国ですww合衆国といえば、アメリカです。その辺りのことを詳しくはないのですが、州とは日本でいう都道府県とは大きく異なるということはわかります。おおまかですが、自治が違うんですね。歴史を辿れば、州は元々それぞれが別の国の植民地であったりしたわけですから、州はそれぞれの法を持っていて、合衆国憲法よりも拘束力が強かったりする。憲法は曖昧な表現が多いですから、そこからどんどんと細かなことを決めているわけです。何々州では男と男が結婚できるとか、そういう話はよく聞きますよね?何々州では罰金になるとか。ん〜、日本でも歩きタバコがノーな地域があるとか、あれは行政処分ですが。まぁ、感覚的には似ています。

 なぜそういった選択になったのか。ちょっと想像が働きません。ゼロはどんな人種も関係ないと言っていますから、その辺りかなとも思いますが、それだけで合衆国という名前になるのか?ヨーロッパの方も完全に混ざっているような気がするんですが。現実の日本は類稀な単一民族です。アイヌ族を含めると違いますが。その辺の感覚の違いかな。
ゼロが日本全土を統治するのが難しいと判断したのか、日本だけでなくほかの国も傘下に入れることを想定しているのか。ん〜、単純に考えて、日本国土では勝つことができますが、外では明らかに戦力差(資材、人材)が違い過ぎますから、当然他国との連合になると思われますが・・・・・やっぱりわかりません。現実の合衆国と被らせるのはおかしいのかも。

 ・C.C.関連
 マリアンヌって・・・・もういい加減使いまわすのは止めてくれ。そうなるとブリタニア皇帝が何かを知っている線が強くなってきました。オレンジ関連の研究が関わっているのかもしれない。マリアンヌが実験体だったとか。最初からそういう設定だったのかもしれないが、ルルーシュとスザクをギアス関連であまり振り回して欲しくない。物事に振り回されて、感情や理念がころころ変わっても、それはただの運命でしかない。もっとルルーシュとスザクに自由に行動させ当て、その辺りを思考させるべきだ。つまり、もっと真っ直ぐに作って欲しい。
 スザクにもルルーシュと同じような存在が出てきました。C.C.とはどういった関係なのか。わざわざスザクに近づくのですから、仲がいいとは考えられませんね。

 ・ルルーシュのトウキョウ租界奪還作戦
 やりすぎです。これでもうルルーシュを勘違いする人はいなくなったと思いますけど。皆殺しです。あそこに住んでいた人間は全員死亡でしょう。シンジュクだったとしても、単純にあれだけのことをやってしまえる覚悟があるという話で、やはり勝利には犠牲は付きものだ的な理屈を使うのでしょうか。
 戦争である以上全てを守りきる事はよほどの戦力差がないと不可能です。ですから、戦略的にあらかじめ捨てる物を決めておく。ここを捨てるが、その代わりこんなことができる、メリットがある。そういう風に考えるんですね。
これもそう珍しくない考え方で、例えば戦いはいくつも起こっているわけですから、それら全てに全力を注ぐなんて誰も考えないでしょう。一度負ければ終わりだとか色々と考えますよね。
ただ、最初から捨てると決めてかかるのは今の感覚では容認しにくいものがあります。ヒーローはどんな場面でも全員を救おうとします。どうすれば一番たくさんの人が救えるかと考えて行動しているヒーローは見たことがないですよww
 ギアスが閉じられなくなり、漸く日常と決別することを決めたルルーシュ。いよいよルルーシュは手がつけられなくなってきました。というか、密かにC.C.は悪女だ。もっとすがすがしく割り切った人間かと思っていたが、人心掌握術みたいなこともやるのか。そういえば、ナイトメアも操縦してたな。

 その他
 ・ダールトンはどんな事実を知っているのか。
 ・ニーナがガニメデを持ち出すのか?狂気に染まった女(酷い顔をしていたなぁ。笑ったww)は何をしでかすかわからないぜ。核爆弾を作ってしまうのか?

 ・ポイント―玉城は最後もやってくれましたww我らが玉城は庶民の代表です。オレンジ「おはようございました」ヤバイww

 ラストのルルーシュについて、これまでのことを帳消しにはできませんから、一気に変わったというより、吹っ切ったという感じです。
先日書いた「ルルーシュの心情の流れ」と関連していうならば、ルルーシュの精神があまりの衝撃で崩壊して、同時にゼロがうまく機能しなくなり、ある部分ではルルーシュがゼロを演じ始めたというところでしょうか。
その先日には言いませんでしたが、これははっきり言って、好意的に何とか理解しようと無理を通している部分があるので、考えるんじゃない、感じるんだという人はあまり気にしないで下さい。追記でこれも足しておきます。

スザク関連を明日やります。長すぎるのもどうかと思うし(今日は特別てことで)、土曜と日曜と二つもネタをやるのはきつかったので土日と跨ってやろうかと。それと、後もう1回ぐらい、コードギアスのまとめなんぞをやろうかなと予定しています。
雑談はいりまくりで、感想どころではなかった。無理矢理伸ばしていたのがバレバレだww最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。