第2話「ジアース」

 前回、アニメを見ただけで設定などを知らない状態であれこれと書いてしまい、その後公式サイトを見ると、あっさりとその設定が書かれていたことにかなり落ち込みました。色んな意味で。
 しかし、言ってみれば、その設定は大したことがないからこそ明かされているわけで。その設定も踏まえて、また一からやっていきましょう。

 ・ゲームに参加したプレイヤーはゲーム後必ず死ぬ
 これが公式サイトで明かされていた設定です。前回、私は勝利した場合や敗北した場合のジアースの状態、その他のプレイヤーの扱いなどを考えていました。しかし、それらはまったく見当違いでした。殺してもいいプレイヤーがいるという点は掠ったかな、程度でした。本当にすいません。
 さて、気を取り直して。必ずプレイヤーが死ぬということ。予想される展開は、何故戦うのか、やめることができないのか、彼らの生きる意味、背負わされる責任、そういった部分ではないでしょうか。
 私はもう少しロボットアニメっぽいのかなと思っていたのですが、これならば認識をかなり改めないといけないかなと思います。これは、たまたまロボットとの戦いという手段、方法を用いた子ども達の心情を描いた物語でしょう

 ・必ず死ぬという設定について
 正直な所、ついていけない・・・・なぜ死なないといけないのか。それがわからない。わからないのに、次々と話が進んでも見ているほうは置いていかれるだけだ。前回も同じことを言いましたが、さらにわからないことが出てきて、もう手がつけられないだろう。
 コエムシがマガジンは装てんされたというようなことを言っていました。つまり、少年達はまんま使い捨てである弾丸という意味でしょう。広い視野で見るならば、少年達の死に意味はありません。ジアースが動くための動力源でしかなく、私達からすれば、「どうせ勝つに決まっている。あるいは、負ければ地球上の全てが死ぬんだからやるだけやらないと。」的な発想が芽生えて、ある種のエキシビションを見ているに過ぎないのかもしれません。
 ただ、これはある意味で新しい発想かなとは思います。本来こういったアニメのおもしろさは生きるか死ぬかという臨場感にあるわけですから、それをまったくなくしてしまった時、物語はどう展開するのか。そういう意味では楽しみではあります。
 しかし、まったくつまらないものを見るという覚悟は必要かもしれません。延々と子どもが駄々をこねてグチグチやっているような・・・・前評判からすると、そういうイメージはないんですけどね。

 ・少年達以外の反応
 やはり、何かの組織が動きそうな予感。やたらと醜く汚い大人がでてきそうだな。ん〜、まぁそういうものかな。
 ロボとの戦いで少しだけ被害が出ていました。他のアニメに比べればまだ被害は少ないかな。ただ、いきなり現れてしまうのが厄介で、地上戦がメインになりそうなので、場所によっては避難できていない人が巻き込まれるかもしれません。
 その辺も戦争ではありませんから、悩みの種になってくるかも。国が建て前として、どれだけプレイヤー(兵士)の責任を庇い、死地へと送り出せることができるのかがポイントかも。

 以上、感想でした。