第9話「ヤクソクノハテ」

 さすがに今回は疑問符が浮かびましたね。

 ・ 辻堂と繭子の物語が決着
 本筋と同時に進んでいた辻堂と繭子と茉莉の物語が明らかになり、決着がつきました。しかし、未だに謎が残っています。1つは、あの剣に纏わること。なぜあの剣で茉莉の命を奪うことが繭子を人間に戻すことになるのか。あの剣の正体は何なんでしょう。もしかすると、もう一役、重要な役割を担うことになるのかもしれません。
 そしてもう一つは、繭子が辻堂のやっていることに対して否定的であったことです。どこかの時点で心変わりをしたのか、最初からまったく辻堂がやろうとしていたことを知らなかったのか。どうも、後者のような気がします。だとすれば、かなり初期の段階から辻堂と繭子はすれ違っていたのかもしれません。そのすれ違いを抱えたままずっと旅をしていたのか?・・・・・この辺りがうまく理解できなかった。
 まぁ、もう少し丁寧に時間をかけていれば、綺麗にまとまっていただろうことを考えると、仕方がないですよね。本筋じゃないですしww

 ・ 茉莉の行動

 繭子を助けたことが裏目に出たのが今回の出来事です。蒼乃も同じことのようですね。依人が死んでしまったのに、蒼乃は死ねなかった。だから、蒼乃は茉莉を憎んでいる。
 茉莉がなぜ彼女達を助けたのかを説明することは、とても難しいです。簡単に表現できることなのかもしれませんが・・・・・だからこそ、こういったテーマを描くことに深みがあるのでしょうね。
 ぼろぼろになっていく茉莉。そして、迷走する蒼乃の想い。果たしてどんな結末が待っているのでしょうか。ポイントはやはり、依人が蒼乃の正体、自分の正体を真実を知ったときでしょう。

 ・ 夜禍の能力について
 ちょっとやりすぎww蒼乃さん強すぎですよ。繭子も蒼乃と同じなんだろうけど・・・・年季が違いますかwwでも、さすがに今回はね。