ネギははっきりしなくていい

 
 最近、考え方をまるっきり変えましたwwどういうことかというと、ネギはあまりはっきりしなくていいんじゃないかと思い始めたのです。本当に正反対だww
 私がこれまで書いてきたことを読んでいない人にはどういうことかちょっとわかり辛いかと思います。簡単にいうと、物語の展開に対して、ネギの姿勢の曖昧さやメンバーの姿勢の曖昧さが気になっていたということです。
 別にこれまで書いてきたことが嘘というわけではないんですが、今から書くように考えた方がネギま!を楽しんで見れそうに思えるのです。 

 ・ ネギがはっきりしない
 その所為で、物語が不安定になっているのは事実だと今でも思っています。その隙を突くように、物語が展開していっているとも思います。
 だから、安定させるために、魔法バレの基準をはっきりさせ、その関係でネギをもっと縛りつけ、意識を明確にさせる。あるいは、メンバーに魔法世界に関わっていく覚悟を将来も含め、どこまで本気なのかと問うべき。例えば、こういったようなことをするべきではないかという話をしました。
 
 ・ 千雨の問いかけと苦悩

 しかし、はっきりしないからこそ可能性が広がると、最近思い始めました。そのきっかけは千雨です。千雨だけがネギの現状に囚われている。敢えてこう表現します。囚われた所為で、千雨は動けなくなってしまったのです。まぁ、それだけではなくて、素直になれないという部分が大きくあるとは思うのですがww
 足手纏いやら現実主義やら、ネギの主観のなさなど、色々と考えたはずです。結局は前へと動いたわけですが、他のメンバーが千雨のように考え出すと仮定するなら、何人かの生徒が同様に動けなくなったであろう事は想像に難くないでしょう。加えて、考えたはずの千雨から「守ってくれるんだろ?」という言葉が出る。それは、何人かの生徒達の中に同じような心理を意識的か無意識的かわかりませんが、もっているということも匂わせています。真面目に考えれば考えるほど、動けなくなるはずなのです。当然、それでいいわけがありません。
 別に他のメンバーがネギの現状と自分達の関係についてまったく考えていないとは思いません。ただ、彼女達は自意識が強すぎるのです。できないとは思わず、できるようになればいいと考えるし、ネギが子供であるという点も彼女たちの自意識を助長させ、ネギの意見よりも自分の意識を強く持つことになるのです。

 ・ それぞれにそれぞれの目的があるのではないか

 木乃香や楓などは明らかにネギとは関係のないところで自分の目的を持っているはずです。その過程で、ネギと共に行動しているわけです。彼女達はこれから先も安定した位置で近づくことなく、また当分離れることもないでしょう。
 この可能性です。これが、別のメンバーに広がることがないのかということ。
 
 ・ のどかや夕映などがネギとは離れて、個人的に魔法使いとしての使命に目覚める

 この可能性はどうでしょう。十分ありえるのではないでしょうか。この可能性が実現すると考えると、夕映やのどか達には、あまりネギの想いに対して深入りさせる必要はなくなってきます。つまり、ネギが何らかの過程で夕映やのどかを遠ざける結果になるのではなくて、自ら離れていく。自意識が過剰な彼女達にはありそうだと思えてきます。
 以前、魔法先生ネギま!という作品について、ネギが最終的に先生として成長し生徒を導くのではないかという話をちらっとしました。それが、あくまで魔法関係とは決別させるのか、魔法先生として魔法使いを育てるのかという話です。後者と受け取ると、可能性がぐっと高くなる。
 
 ・ 成長と行く末
 はっきりと成長する生徒とそうでない、あまり成長しない生徒がいると思います。ネギから影響を受けている生徒が主に成長する生徒と言えるのではないかと思います。そう考えると、ネギが成長し、過去に迫っていく過程で、同時に彼女達も成長していくと思われる。
 私は日記の中で、夕映やのどか、ハルナはついていけないのではないかと書いたと思いますが、こうして考えてみると、木乃香や楓よりも夕映やのどかこそが誰よりも早くネギとは別の道を歩みだすのではないかとさえ思える。それは言い過ぎかww

 ・ 今は未だ・・・・
 今は未だネギの意思の弱さのおかげで、生徒たちが魔法世界にただ引っ付いているような状態でいいのではないか。はっきりさせず、深く考える必要もないのではないかと思う。深く考えれば、動けなくなるから。若さとは、後先を考えずに、ひたむきに走ることですよwwしかし、いつか彼女達は自らで目標を見つけ歩き出すはずです。

 ・ 今回の結論

 それぞれの思いが曖昧であり、それがネギに起因しているとここ何ヶ月か思っていました。その所為で、ネギま!を以前よりも楽しめていないような気がしていました。
 今回こう考えることによって、今日は晴れでもいつ曇るかわからないと思っていた状態が、これからも晴れるはずだと思えるようになりました。みなさん、これからも楽しんで見ていきましょう。
 
 ・ 余談

 ただ、すべてを保留や曖昧にしておいていいとはやはり思っていません。部分部分では、色々なことを明らかにして、残りの生徒が活躍できるような隙を偶然に任せず、はっきりと作ってほしいと思うのです。差が歴然としてしまった状態はただのマイナスでもなくて、ある種明確に線引きがされ始めたとも言えるのです。ここで止まってしまえば、魔法バレしていない生徒には不利ですが、一歩一歩明確になっていけば、道が開けるかもしれません。
 ん〜、それが勢力の二分化であっても構わないと思います。つまり、魔法バレの生徒と魔法バレしていいない生徒がネギのためという一点でつながり、それぞれの役割を果たすとか。これも以前言ったことですね。
 何とか今回大半の生徒がイギリスまで付いて行けているようですが、出番がなくなりそうで不安。恵まれないあの人物達の出番が増えればいいなぁww