楽屋トーク2


何となく、今日は感想の分量も少なくて、時間があったのでまたやってしまいました。元祖空気を読める人、学園長(私の勝手な思い込みです)のお話です。過去ログの「楽屋トーク(改訂版)」の方を先に読まないと、雰囲気が伝わりにくいかも。

メルディアナ学園長=学(古株芸人) ネギ=ネ(売れっ子芸人・天然)

ネ「お疲れ様です。」
学「おう、お疲れさん。あっ、そうそう、今週の自分よかったわぁ。」
ネ「ありがとうございます。」
学「さすが主役張ってるだけのことはあるわ。」
ネ「ありがとうございます。」
学「何ていうの?レベルが違う?そんな感じがしたわ。」
ネ「いえ、そんなことありませんよ。」
学「いやいや、そんなことないって。まぁ、それもこれも全部わしが教えたことやけどな。
ネ「えっ?ごめんなさい。何ですか?」
学「・・・・まぁ、それは置いといてやな。先週の茶々丸君との絡みも良かったでぇ。」
ネ「ありがとうございます。」
学「何ていうの?あれで一気に茶々丸君の人気あがったな。全部自分のおかげやろな。ほんまうまいことやったなぁ。」
ネ「いえ、別に特別に何かしようとしたわけでもないですから。普通です。」
学「まぁ、そうやな、ああいうことが普通にできるように、全部わしが教えたからな。
ネ「・・・・・えっと、ごめんなさい。よく意味がわからないんですけど。」
学「・・・・・まぁ、まぁ、まぁ。まぁ、ええやんか。それは置いとこ。とりあえず、置いとこか。」
ネ「えっ?そうですか?はぁ。」
学「で、今週のあれやがな。いいタイミングで来たなぁ、自分。狙い澄ましたように、さっそうと登場して、敵をやっつける。サービスカットもあって、視聴者も大満足や。自分、どんだけ空気読んでるねんって。ははっ。」
ネ「ありがとうございます。」
学「あれやろ?こう、待ち構えてタイミング狙ろうてたんやろ?さすがやわぁ。なかなかできんで。粘りというか、我慢って言うの?それがある。しっかりと基礎が見についてるっていうんかな。最近の若い奴はすぐ、小手先の技術にこだわりよるし、あれはダメやな。それに比べて、自分ほんますごいわ。まぁ、何だかんだで、半分くらいわしのおかげやけどな。
ネ「えっ?いや、あの別に狙ってないですから。」
学「・・・・えっ?えっ?・・・・ごめん、ちょっと待ってくれるか・・・・・・えっ?ええっ?何て?」
ネ「別に狙ってないです。急いで駆けつけたのが、あのタイミングでしたから。」
学「・・・・・・・茶々丸君は?」
ネ「特には。思った通りにやっただけですけど。」
学「・・・・・・・・」
ネ「・・・・・・・・あの?」
学「・・・・・何やろ・・・・とりあえず、今日は帰ってくれるか。」
ネ「えっ?ああ、はい。」
学「ほんま、ごめんな・・・」
ネ「いえ、お疲れ様でした。」
学「・・・・・・・」