第2話「最初の1歩」 5/10


 今回見てはっきりした。問題が山積みです。
 まず、時間が足りないこれが最大の問題。2クールとして、20数分が25回ほどですから、全部で10時間くらい。ゲームの方はその数倍は時間がかかります。どう考えても、無理です。
 2つ目に大きな問題は、基本的にループが前提で話が作られているので、渚と早期に恋人になってしまえば、サブヒロインとの話がまったく盛り上がらない。友情ですべてを片づけないといけなくなる。加えて、序盤で下積みをして、後半にサブヒロイン全ての問題を一気に片付けようとすると、見ていられないような痛さになってしまう恐れがある。これはカノンでも同じことが言えた。
 3つ目は、キャラが特徴付けられすぎている。と同時に、主人公が無人格化、優しくなる。キャラの出番が時間の都合上、短くなるのでどうにか印象付けようと、突飛な行動のみがピックアップされる恐れがある。文字による描写ができないので、実際なかなか難しいとは思うが。すでにその傾向はある。そして、主人公は色々とイベントを回収していかなければならないので、1つの感情に縛られず、感情が希薄になりがち。そして、とにかく好感度を上げていかなければならないので、特に全員にそういうフラグをたてようとすれば、よりいっそう優しそうに見えてしまうことになる。
 根本的な問題はこれくらい。とは言っても、原作アリのアニメ化にはこの手の問題はいつも付きまとう。後は、そこから派生した問題が残されているが、ソレは省略。
 これらは最初からわかっていたことなので、すでに手を打っているかと思われるが、2話まで見た感じでは、ざっと流しているだけにしか見えない。京アニらしくないやり方だ。そもそも、AIRが成功したのには大きな理由がある。それは、登場人物が少ないこと。だから、CLANNADも何人か切ってしまえばよかった。ことみとゆきねは、第一候補。ついで智代あたりか。個別エピソード色の強い人物は切ってしまうのが得策だったのに・・・・・特に、第2部のことを考えると、無理に1部で多くの人間を取り上げる必要はまったくない。最初から、渚ルートだけをやっても十分だったくらいだ。その可能性はまだ残されているが・・・・・
 それにしても、原作をいじる監督は何故登場人物を減らすといういじり方をしないのか。それこそが一番効率的で一番綺麗ないじり方だというのに。

 ・ 2話の感想

 何もかもが早い。ラストは見ていられないほどひどかった。
 風子がかわいかった。さすが野中藍能登はダメだなww
 ギャグのキレがまったくない。おもしろくない。多くの人がCLANNADに求めているものは、おもしろさと感動。圧倒的に時間が少ない中で、量を追求することなどできるはずもない。キレのあるものがいくつかあればそれでいいと思う。
 次週、私がCLANNADで一番好きなシーンが登場します。というか、なぜ跨いだorz・・・・・雨の日のバスケからの流れは1話でやってくれよう!もし、このシーンがひどかったら、CLANNADの感想はもう金曜にやらないからなww