杉井光「神様のメモ帳」 3/5
- 作者: 杉井光,岸田メル
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/01/06
- メディア: 文庫
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ニート探偵・・・その言葉に惹かれて買いましたww発想がおもしろいなと思ったんです。でも、いざ読んでみると、まぁ、普通の小説でした。というか、これはラノベなんですが、どちらかというと、大衆小説に近かったですね。
内容は、ニート探偵であるアリスは部屋から出ずに、やはりニートであるパチプロやジゴロや軍オタを手足として、探偵をしている。そこに、高校生の主人公が関わって、彼の周りと街で起こっているドラッグ事件を解決するというもの。この内容から察すれば、メインとなる人の立場が変わっただけで、アリスがただのパソオタで、主人公が推理のできる探偵という設定ですでにたくさんの小説が出ているだろとわかりますよね。
あとがきで書かれていたんですが、依頼を受けると、グーグルで検索したり、掲示板で助けてもらったり、最初はそんな設定だったらしいですwwどう考えても、そっちの方がおもしろいです。何で、こんな普通の話にしてしまったんだとがっかりです。ラノベをなめたらいかんぜよwwとにかく、ぶっとんだ設定と方法論でやりゃあよかったんですよ。そしたら、それだけでおもしろいんだから。コンピューターが全然広まってない田舎とか。異世界からこっちの世界につながったコンピューターとか未来のインターネットにつながったコンピューターとか。何でもいいでしょ。まだあまり開拓されていないので。
とにかく、ニートで探偵で、助けてもらってばかりでいいんですよ。下手にニートを有能な設定にしなくていいと思う。そこら辺の考え方がまだ昔っぽいですよね。これからは、世界の方が主人公に合わせていけばいいと思いますよ。そうじゃないと、ミステリなんて科学の前にいつかは潰されてしまいますよww
でも、おもしろそうなので、とりあえず2巻も読んでみます。また感想書きます。