宮部みゆき「火車」 3/5

 

火車 (新潮文庫)

火車 (新潮文庫)

 超有名作です。賞を受賞したり、読者にも評価が高い本作ですが・・・・「我こそが宮部みゆきだ!」という印象でしたww特徴があるわけではないんです。他の人と比べて、特別優れているとも感じません。でも、わかるんですよね。こう、何となく。その辺はすごいと思います。年季が入っているともいいますがww
 でも、やはり大衆向けなんですよね。正直、漫画を読んでるような楽しみでしかないんですよ。要するに、ストーリーと設定だけで読ませてる感じですよ。だったら、漫画読むわみたいなww他の多くの作家さんにも言えることなんですが、その二つしかない小説を読むなら、漫画読んでるほうがいいですよ。何より時間が無駄ですからね。文字でしか表現できないものってあるんですよ。それを表現して欲しい。それが作家さんが本当にすべきことなんじゃないかなと思うんですよね。だから、作家さんのそういう中身で勝負してほしいと思っている私とは根本のところで合わないのかなと。
 じゃあ、読むなよという突っ込みがあるんですけどね。それでも、どこかで期待してるんです。みんながおもしろいと言っているからおもしろいはずだと。