伏見つかさ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」 2/5

 それなりにおもしろかったんですが、そもそもの前提が痛いのでついていけませんでしたww
 こういうおたくを主人公にからめた話というのは敷居が高すぎるんですよね。敷居が高いという表現はちょっと違うかな・・・たとえば、今日の晩御飯が高級料亭のお膳が食卓に並ぶという世界の話が小説に書かれているという感じなんですよね。絶対にないけど、可能性としては0ではない。という意味がまずあって、さらに毎日高級料亭の料理を食べることについてどうなのかという話がある。それが、世間一般とどのように離れたことであるのか。まぁ、そういう話の筋があるというか、そういうものが隠れているというか、そんな雰囲気があります。
 だから、おたくという敷居の高さと可能性が0ではないという近くて遠いという隔たりが予想以上に人を選ぶという結果になっていると思います。けど、個人的に思うには、この手の本ってそんなに需要あるのかなと。何ていうか、私はそうですが、なんとなく買ってしまっただけとか、そんな感じじゃないんですか?この本を息抜き以外で読むなら、もっと普通のラノベを読んだ方がいいと思う。