第4回


超 「冗談ネ。」
柿崎「ふぅ。焦ったぁ。超りんの冗談は笑えないよ。」
超 「アハハ(条件反射的に否定してしまたが、改めて考えれば不可能ではないハズ。だが・・・・何かおかしいネ。何かを忘れているような・・・・)」
柿崎「それで、どうすればいいの?」
超 「いや、待て。そう焦るでないヨ。計画は綿密に練らねバ。まずは詳しく事情を説明して欲しい。」
柿崎「オッケ〜。」



超 「なるほど。(なるほど、そんなデータがあったとは。)
釘宮「でも、指しあたっての方針と言うか、とりあえずやることってないの?」
超 「そうネ・・・・と、その前に少し外を歩いてもいいカナ?この発明をもうちょと実験したいネ。」
桜子「発明って、その透明人間のやつ?」
超 「フフッ、そうネ。(透明人間ならまだマシネ。今の私は触られたところで、認識さえできぬヨ。)」
柿崎「よく考えると、それすごくない?透明人間になれば、どこでも忍び込み放題だよ・・・・・じゅる。」
釘宮「お前は今何を想像した。」
柿崎「いや、別に。」
桜子「よぉ〜し、それじゃあ、しゅっ〜ぱーつ!」



超 「(ふむ。本当に気づかれていないようネ。五月を見かけたが、まるで気づいていなかたのは意外だたネ。五月ならば見えてもおかしくはないハズ・・・・ん?今、私は何を考えた?五月ならば見えてもおかしくない?なぜ私はそんな風に思うのカ・・・・)
超 「・・・・・・・(そもそも、柿崎の認識はどういうことネ?この世界に生きる1つの存在として、分を超えているのではないカ?いや・・・・それ以前の問題として歪みとは何か。世界の理を覆す理屈が存在しうるという時点で、それは世界の上位存在あるいは同格の存在を認めていることになる。かつてならば、それも認められたが、この現代ではもはやそのような存在は理論上でしか残っていないハズ。それは世界が理や秩序だけをもたらすものであり、その中で生きる人間は他の動植物とは違い、自ら自己を確立した存在であるという認識が強いからヨ。我々人類は誰の手によって存在を肯定されたものでもない。ましてや、神などといった存在から与えられた命ではない。しかし・・・)」
超 「(しかし、こうして考えてみるとどうカ?柿崎の認識や今の私の思考は靄が晴れたように世界の上位存在を肯定してるネ。理屈上で上位存在を利用しあくまで世界の枠内でしかなかった頃とは違い、世界そのものを歪ませる何かに気づいてしまてるヨ。)」
超 「(では、世界は一体何を求める?自らでさえ分を超えた上位存在あるいは同格の存在を相手に、その一部でしかない存在である私に一体いどうしろというのカ?)」
柿崎「超りん。ねぇ、さっきから何を考えてるわけ?」
超 「ん?いや、大したことではないヨ。(いや、しかし柿崎がどう感じているのかは知っておくべきか。)
柿崎「ふ〜ん。」
超 「ところで、そのデータを見て何か思うことは?」
柿崎「思うどころか、マジ切れするでしょ。責任者出て来いって感じよ。」
超 「ほう。その責任者というのは?」
柿崎「ピー(放送できません)でしょ。」
超 「・・・・いや・・・(うむ、確かその通りなのだが)
柿崎「だから、ピーがもっとピーしてればよかったわけ。あのピーピーとわからないじゃないの?このピーが。ピーピーピーなんてピーでしょ。何よこれ。ピーピーうるさいわね。」
超 「いや、うむ。それは、言ってはいけないことだからネ。」
柿崎「ちっ、ただの二次創作風情の癖に。はぁ・・・誰でもいいけど、早く私を女王にしてくれないかなぁ。」
超 「・・・・・・」
釘宮「超りん。あまり気にしない方が。」
超 「そのようネ。少しばかり真面目に考えすぎていたヨ。(どこまで行っても私は私ということカ。それでも、説明をつけるならば、この話を作り上げている世界の秩序よりも上位の誰かが柿崎に味方しているということカナ。となれば、私がやるべき事は一体何?私が世界に秩序を守るために呼ばれたのだとすると、その誰かと敵対関係であり、柿崎すらも敵ということになる・・・・・)」

桜子「んにゃ?あの木のところ、何か紙がある。」
柿崎「ほんとだ。そういえば、あのランキングの紙も廊下に落ちてたんだっけ。」
釘宮「そうなの?」
桜子「よぉし、あれを確保だー。」



柿崎「ではさっそく・・・・・」


単独コマの間隔
順位名前間隔(時間数)
鳴滝風香163
鳴滝史伽137
柿崎美砂88
超鈴音78

柿崎「・・・・・・」
釘宮「あ〜」
桜子「にゃははは」
超 「うむ。」
柿崎「そこの2人、ちょっとこっち来い。」

ガシッ

桜子「あ〜れ〜」
釘宮「いや〜」
ズルズル

超 「う〜む。(ますます謎が深まったネ)」

続く